マイル加算率は、マイルを効率よく貯めるために、最も重要なポイントの1つです。自分がよく利用する航空会社、そして航空券の料金で、加算率のいいマイレージプログラムを選ぶのが大切になります。
例えば、主に格安航空券やツアーで旅行をされる方は、これらの運賃でもマイルが加算されるかが重要になります。マイレージプログラムによっては、格安運賃では加算率が低くなったり、加算対象外の場合もあります。
PEX(正規割引)航空券の場合は、格安航空券のように加算対象外になる確率が一気に減るので、極端に心配する必要はありません。しかし、マイレージプログラムによって加算率は異なるので、加算率の比較は必要です。
エコノミークラスの普通運賃、ビジネスクラス、ファーストクラスを主に利用する方は、まず加算対象外になることはないので、できるだけ加算率が高いマイレージプログラムを選ぶかが重要になります。
同じ航空会社でも、
マイル加算先のマイレージプログラムが違うと、
加算率が異なるのは日常茶飯事
同じ航空会社だからといって、どのマイレージプログラムでも加算率が同じであるとは限りません。むしろ、加算率が同じである場合のほうが少ない、くらいの慎重さが必要かもしれません。
例えば、ANAの国際線をANA「エコ割」運賃で飛んだ場合、ANAマイレージクラブにマイルを加算すると、加算率は70%です。
しかし、同じスターアライアンスのメンバーであるルフトハンザドイツ航空(LH)・マイルズ&モアでは、ANA「エコ割」運賃で飛んだ場合、加算率は100%になります。
もし、ANAの国際線は主にエコ割で利用するのであれば、上記2つの場合、マイルズ&モアの方が適していることになります。
次に、ワンワールドではどうでしょうか。例えば、ワンワールドに加盟しているキャセイパシフィック航空(CX)・アジアマイルの場合、キャセイパシフィック航空を格安航空券で利用すると、マイル加算率は100%です(例外あり)。
しかし、同じワンワールドのアメリカン航空・アドバンテージの場合、キャセイパシフィック航空を格安航空券で利用すると、なんと加算率は0%になってしまいます。
このように、同じ国際連合の航空会社であるにもかかわらず、加算率が極端に変わる例があります。
なので、同じアライアンスに加盟している航空会社だからと安心せず、自分が利用する・したいエアラインでマイルが貯めれるかどうか、そして加算率は高めかどうかを確認することが大切になります。
予約クラスに慣れるべき
マイルの加算率は、全て予約クラス(ブッキングクラス)で決まります。
マイレージプログラムによって、マイル加算対象の予約クラス、加算対象外の予約クラスが異なります。
旅行前に加算率を知るには、この予約クラスは必要不可欠になりますので、予約クラスの存在に慣れることをおすすめします。
何度か確認するうちに、自分がよく利用する航空会社、そして利用する運賃の予約クラスにも慣れてくるかと思います。
各マイレージプログラムの、航空会社別の加算率、予約クラス別の加算率は、マイル加算率チャートでご確認ください。 |