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マイレージプログラムの注意点

飛ぶ区間で異なる予約クラス


飛行機に乗ってマイルを貯める時に大事になるのが「予約クラス」です。

同じ航空会社でも、予約クラスにより、加算率が100%の場合もあれば、4分の1の25%になる場合もあります。

航空会社未定の格安航空券やパックツアーでない限り、できるだけ購入前に知っておきたい予約クラスですが、1つ注意すべきことがあります。

それは、乗り継ぐ旅程の場合(片道で2区間以上飛ぶ場合)、区間によって予約クラスが異なるケースです

例えば、ベトナム航空利用で成田〜ホーチミン〜メルボルンと飛ぶ場合、成田〜ホーチミン間は「K」、ホーチミン〜メルボルン間は「L」のように、区間により違う予約クラスになっているケースです。

ここでは、「1区間目のKクラスだけを見て、残りも同じKクラスだろうと思わず、全区間の予約クラスを確認すること」が大事になります

もし、全区間の予約クラスを確認しないと、最悪な場合、全区間でマイルが貯まる予定だったのに、一部区間では加算されず、結果、計画していた分のマイルを貯められなかった、という自体になってしまいます。

ネットで予約する場合は、区間ごとに予約クラスが記載されているケースが多い

エクスペディア、JTB航空券予約サイトなどで航空券を予約するばあいは、今では区間ごとに予約クラスが記載されているところが多いので、そこで確認すれば大丈夫です。

ネットの航空券予約サイトでも、予約クラスが表示されないところもあるので、その場合は、メールや電話で問い合わせる必要があります。

旅行会社に電話で確認する時は、少し注意を

旅行会社に電話をして、航空券を買う場合は少し注意が必要です。 頻繁には起こりませんが、時々、区間ごとに予約クラスが違うにも関わらず、第1区間だけの予約クラスを見て、その予約クラスだけが伝えられることがあります

確率は低いですが、このようなエラーを避けるために、こちらからも、「その予約クラスは、全ての区間で同じでしょうか?」と聞けば万全です。

区間ごとに予約クラスが異なる時は、後から区間ごとに、異なるマイレージプログラムに事後加算することが可能

中には、区間ごとに予約クラスが違うと、区間を分けて別々のマイレージプログラムにマイルを貯めたい場合もあるかもしれません。

例えば、中国国際航空で羽田〜北京〜パリと飛ぶ場合、羽田〜北京間はANAマイレージクラブに、北京〜パリ間はユナイテッド航空・マイレージプラスにマイルを貯めたいケースがあるかもしれません。

この場合、航空券の予約時またはチェックイン時に、区間別に、2つ以上のマイレージ番号を登録することはできません。

これは、予約のシステム上、1つの航空券予約には、1つのマイレージプログラムの会員番号しか登録できないからです(日本国内線の時は、マイルを貯める用の番号と、ラウンジに入る用の番号の2つを登録できるなどの例外もあり)。

それでは、上の例のように、区間ごとに別々のマイレージを貯めたい場合(1つの予約に2つ以上のマイレージ番号を登録したい場合)は、どうすればいいのでしょうか。

1番確実な方法は、飛行機に乗る時には登録をせず、旅行終了後に、区間別に、各マイレージプログラムに後付けの登録(事後加算)をすれば大丈夫です

上の中国国際航空の例だと、日本に戻ってきた後、羽田→北京、北京→羽田の区間はANAマイレージクラブに、北京→パリ、パリ→北京の区間はユナイテッド航空・マイレージプラスに事後登録をすれば大丈夫です。

最後に、ネットでのマイル後付け登録が普及してきている中、マイレージプログラムによっては、現在でも事後登録には搭乗券半券の原本を必要とするケースもあるので、帰国後も、搭乗券原本は紛失しないようご注意ください。


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