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マイレージプログラムの注意点

クレジットカードのポイントをマイルに移行した後に、特典航空券の空席がない


中には、クレジットカードのポイントをたくさん貯めてから、特典航空券に必要なマイルへ一気に移行する方もいるかと思います。

特に、アメリカンエキスプレスカードのポイントや、ダイナースクラブカードのポイントなどは、無期限で貯めることができるので、一気に数万マイル分のポイントを交換するケースもあります。

ポイントをマイルに移行しても、特典航空券の空席がなければ意味がない

各クレジットカードのポイントをマイルに移行する目的は、特典航空券を予約するためですが、特典航空券に空席がなければ、せっかく移行してきたマイルにも意味がありません。

特に、ユナイテッド航空・マイレージプラスで人気な日本〜フィジー間のエコノミー往復25,000マイルなど、希望日に空席がある確率が低い特典航空券は要注意です(必要マイル数は予告なしに変更される可能性あり)。

希望する日程・内容の特典航空券で空席がなければ、次の機会まで待つことになるわけですが、待っているうちに、特典航空券の必要マイル数が(予告なしに)引き上げられるリスクもあります。

もし特典航空券の必要マイル数が引き上げられたら、さらに多くのマイルを貯める必要があり、マイルの使用計画にも悪影響が出てしまいます。

ポイントをマイルへ交換する前に、特典航空券の空席状況を確認すべき

クレジットカードのポイントをマイルへ交換しても、特典航空券に空席がなければ意味がないわけですが、どうするのが理想でしょうか。

理想は、ポイントをマイルへ交換する前に、希望の日程・ルート・航空会社で、特典航空券の空席があるかどうかチェックしてしまうことです

例えば、ダイナースクラブカードの25,000ポイントを、ユナイテッド航空の25,000マイルに交換して、フィジーへのエコノミークラス特典航空券を予約したいとします。

この場合、まずすべきなのは、ポイントをマイルへ交換する手続きではなく、フィジーへの特典航空券に空席があるかチェックすることです。

例えば、夏休みなど、希望する日程で空席が全くなければ、ポイントをユナイテッド航空のマイルに交換すること自体を延期することができます。

ポイント移行中に満席になるリスクもある。空席がある日程は、最低2〜3つは用意しておく

せっかくポイントをマイルへ移行しても、空席がないリスクを避けるためにも、空席がある日程は、最低でも2つ以上見つけておくことをおすすめします。

例えば、アメリカンエキスプレスカードの60,000ポイントを、シンガポール航空の60,000マイルに交換して、シンガポールまでのファーストクラス・片道特典航空券を予約したいとします。

そして、夏休みの出発8月10日、帰り8月15日という旅程で、運よく空席があるとします。

空席があるのを確認したので、続いて、アメリカンエキスプレスのポイントを、シンガポール航空のマイルへ移行する申請をします。

口座にマイルが移行されるまで、5日かかるとします。つまり、5日後に、特典航空券の予約をすることになります。

しかし、いざ予約をしようとすると、上記の8月10日出発、8月15日帰国というスケジュールだと、既に空席がない! という可能性もあるわけです。

その後、他の希望日でも空席がなければ、「シンガポール航空のマイルに交換しなければよかったな」となってしまうわけです。

なので、1通りの日程だけでなく、都合のいい2通り以上の日程で、空席があるか確認することをおすすめします。

例えば、行き8月10日、帰り8月15日の他にも、有給が取れる行き11月5日、帰り11月9日、年末年始休みのの行き1月2日、帰り1月5日にも、ファーストクラスに空席があるとします。

このように、3通りの日程で空席があることを確認しておけば、いざ予約しようとした時に、満席だったというリスクを避けれるわけです。

例えば、ポイントをマイルへ移行するまでに数日間かかるわけですが、その間に、8月の特典航空券は満席になってしまうかもしれません。

しかし、1月で空席があれば、移行してきたマイルを使って、すぐに特典航空券の予約に進むことができます。

このように、自分が旅行できる複数の日程で空席があることを確認しておけば、ポイント移行後に特典航空券が取れないという悲劇を避けることができます。

ちなみに、面倒な(または無礼な)オペレーターに当たらない限り、口座にマイルが無い状態でも、特典航空券の空席照会はしてくれるケースがほとんどです


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