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(更新:2023年7月)

クアラルンプール空港
乗り継ぎレポート
(マレーシア航空利用時)
(バティックエアも同じ)
(国際線↔国際線の場合)
(JAL↔マレーシア航空間の乗り継ぎ時も同じ)

クアラルンプール空港/マレーシア航空 乗り継ぎレポート

※ このページでは、マレーシア航空で日本→クアラルンプール→国際線と飛ぶ場合、クアラルンプール空港で乗り継ぐ時の様子を、詳しく解説しています。

※LCCのバティックエアマレーシアによる乗り継ぎも、マレーシア航空と同じ第1ターミナルになります。

※ マレーシア航空・JAL・ANA・バティックエアは全て、第1ターミナル発着です。LCCのエアアジアは第2ターミナル発着です。





目次



日本の出発空港で、乗り継ぎ便の搭乗券も受け取る


基本的に、日本の出発空港のカウンターで、成田→クアラルンプール、クアラルンプール→シドニーと、乗り継ぎ便の搭乗券も一緒に渡されます。

ちなみに、発券システムのエラー等で、日本の出発空港で乗り継ぎ便の搭乗券を受け取れなくても大丈夫です。乗り継ぐクアラルンプール空港のカウンターに寄れば、乗り継ぎ便の搭乗券を発券してくれます。


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預けた手荷物は、クアラルンプール空港で引き取る必要なし


クアラルンプール空港で乗り継ぐ時、日本の出発空港で預けたスーツケース等の荷物は、引き取る必要はありません。最終目的地で受け取ります。

例えば、羽田→クアラルンプール→パリと飛ぶ場合、羽田空港で預けたスーツケース等の荷物は、最終目的地のパリで受け取ることになります。


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クアラルンプール空港・第1ターミナルのマップ


クアラルンプール空港 乗り継ぎ マップ

乗り継ぎ時のアングルで見た、クアラルンプール空港・第1ターミナルのマップです。

第1ターミナルは、

主に日本路線を含む中長距離路線が発着する
サテライト(Satellite)
ゲート番号はC

主に短距離東南アジア路線・マレーシア国内線が発着する
コンタクトピア(Contact Pier)
国際線のゲート番号はG or H
国内線のゲート番号はA or B

の2つから成っており、電車で繋がっています。

日本からの便は、上記マップの左下にある、X型建物のサテライトに到着します。

乗り継ぎ便が同じサテライト出発であれば乗り継ぎはシンプルです。サテライト内で歩くだけです。

サテライト発着ゲートは全て「C」で始まるので、乗り継ぎ便の出発ゲートがC番号であれば、同じサテライトになります。

乗り継ぎ便が離れたコンタクトピア出発であれば、サテライト到着後、電車でコンタクトピアに移動する必要があります。

コンタクトピア発着の国際線のゲートは「G」「H」になるので、G/Hの場合は電車移動になります。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 近未来的な空間

日本路線が発着するサテライトの様子です。開放感があり近未来的なデザインです。


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路線別の出発ゲート


クアラルンプール空港 乗り継ぎ マップ

クアラルンプール空港・第1ターミナルのマップです。

基本的には、

サテライト

日本路線を含む中長距離路線

コンタクトピア

東南アジア内の国際線

という振り分けになるのですが、一部例外もあります。


●サテライト
(ゲート番号はC●●)
・成田
・羽田
・関空
・韓国
・中国
・オーストラリア
・ニュージーランド
・ヨーロッパ
・中東

●コンタクトピア
(ゲート番号はG●●、H●●)
(例外的にサテライト「ゲート番号C●●」から出発する可能性もゼロではないので、必ずモニターで確認を!)
・カンボジア
・フィリピン
・ミャンマー
・ネパール
・スリランカ

●サテライト・コンタクトピアの両方
(便により異なる)
・インド
・シンガポール
・タイ
・ベトナム
・インドネシア
・バングラディシュ

日本を含む北アジア路線、オセアニア路線、ヨーロッパ・中東路線は全てCゲート発着なので、同じサテライト内での乗り継ぎになります。

東南アジア路線・南アジア路線は、路線や便によって、サテライト発着・コンタクトピア発着の両方があるため、クアラルンプール到着後、モニターで乗り継ぎ便のゲート番号を確認してください。


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最低の乗り継ぎ時間 & 実際にかかった乗り継ぎ時間


↓マレーシア航空が定めている、最低の乗り継ぎ時間
国際線 → クアラルンプール
→ 国際線
60分
↓実際に乗り継ぎにかかった時間
5~30分

(飛行機を降機して、乗り継ぎ便が出発するゲートまでにかかった時間)

(各ゲートに着いてから、各ゲートで荷物検査を受けるため、上記にかかった時間に荷物検査の時間は含めていません)


成田→クアラルンプール→シドニーのような国際線同士の乗り継ぎで、マレーシア航空が定めている最低乗り継ぎ時間は60分です。

実際にかかる時間は5~30分と、60分もかからないケースが多いです。

しかし、この5~30分には、「荷物検査にかかる時間」は含まれていません

なぜなら、クアラルンプール空港の第1ターミナルでは、ゲートに着いてから、各ゲートで荷物検査を受けるからです。

例えば、成田からの便がゲートC35に到着し、乗り継ぐシドニー行きの便が隣のゲートC33から出発する場合、乗り継ぎ時間は1~2分で済んでしまうわけです。

ただし、C33番ゲートに着いてから、そこで荷物検査を受けるため、荷物検査の列が10分待ちなら、実際にかかる乗り継ぎ時間は11~12分となるわけです。

到着便がサテライトの1番端のゲートの1つであるC37で、乗り継ぎ便の出発ゲートが、電車移動が必要なコンタクトピアの1番端のゲートの1つであるG10の場合、移動時間だけで25~30分はかかります。

例外もありますが、基本的には出発時刻の30~40分前までにゲートに着けば、荷物検査を受けさせてくれます。


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乗り継ぐ手順:
(日本→クアラルンプール→国際線)
(日本へ帰国する時も同じ)


まず、クアラルンプール空港に着いた後の、大まかな順序は、

1.
「降機後、モニターで乗り継ぎ便の出発ゲートを確認」
 
2.
「乗り継ぎカウンター」
 
(乗り継ぎ便の搭乗券がある場合はスキップ)
 (クアラルンプール到着が遅延して、乗り継ぎ便に乗れなかった場合もここで対応)

3.
「各ゲートへ向かう」

4.
「各ゲートで保安検査(荷物検査)を受ける」

5.
「各ゲート内で待つ」


となります。

マレーシア航空・JAL・ANA・バティックエアなど、第1ターミナル内の乗り継ぎなら、入国審査は必要ありません

サテライト~コンタクトピア間の移動が必要な乗り継ぎでも、国際線同士の乗り継ぎである限り、入国審査を通る必要はありません

(マレーシア航空・JAL・ANA・バティックエアで第1ターミナルに到着後、第2ターミナル発着のエアアジアなどに乗り継ぐ場合は、一旦入国手続きをした後、第2ターミナルに移動する必要があります)

それでは写真と共に、細かくお伝えします。


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1.
降機後、モニターで乗り継ぎ便の出発ゲートを確認
(降機したゲートの1-2個となりのゲートになる可能性もあり)


クアラルンプール空港 乗り継ぎ 降機

飛行機を降ります。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ モニターでゲート番号確認

ターミナル内に入ったら、モニターで乗り継ぎ便の出発ゲートを確認します。出発便は出発時刻順に表示されています。

成田・羽田・関空で、乗り継ぎ便の搭乗券も渡された場合は、乗り継ぎ便の出発ゲートに向かうだけになります。

日本からの便はサテライト(Cゲート)に到着します。

例えば、上記写真の08:55発パース行きは、C2ゲート出発で同じサテライト出発なので、C2ゲートに向かうだけになります。

07:20発のジャカルタ行きの出発ゲートはH8になり、離れたコンタクトピアまで電車で移動する必要があります。


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2.
乗り継ぎカウンター
(乗り継ぎ便の搭乗券がある場合はスキップ)


・成田・羽田・関空で乗り継ぎ便の搭乗券が発券できなかった
・乗り継ぎ便の搭乗券を紛失してしまった
・クアラルンプール到着が遅延して乗り継ぎ便に間に合わなかった
・乗り継ぎ便が欠航になっている

のような場合、乗り継ぎカウンターに寄る必要があります。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ サテライトのゲートマップ

日本路線が到着するサテライト(Cゲート)では、中央部分の
緑色の箇所に乗り継ぎカウンターがあります。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 案内デスク

乗り継ぎカウンター
「Transfer Desk」です。時間帯によってはスタッフが1人しかおらず、すでに数人の待ち客がいると、10-20分以上気長に待つ必要があります。

乗り継ぎ便の搭乗券がある場合は、この乗り継ぎデスクはスルーして、直接ゲートへ進みます。搭乗券があっても、座席変更・アップグレードなどの手続きが可能です。

乗り継ぎ便の搭乗券がない場合は、このカウンターでパスポートとEチケットを提示すれば、乗り継ぎ便の搭乗券を発券してくれます。

クアラルンプール到着が遅れて、乗り継ぎ便に間に合わなかった場合も、このデスクで対応してくれます。次の便に振り替えてくれます。


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3.
搭乗ゲートへ向かう


ゲート番号を確認したら、その搭乗口を目指します。

繰り返しになりますが、日本からの便はサテライト(Cゲート)に到着します。

乗り継ぎ便も同じサテライト(Cゲート)から出発の場合
→同じサテライト内を徒歩で移動

乗り継ぎ便は離れたコンタクトピア(G/Hゲート)から出発の場合
→サテライトからコンタクトピアまで電車で移動

となります。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ ゲート標識案内

同じサテライト内の移動は簡単です。乗り継ぎ便のゲート「C●●」を目指して歩くだけです。

以下、サテライト→コンタクトピアへの電車移動の様子を詳しくお伝えします。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ コンタクトピアはゲートGH

コンタクトピアのA/Bゲートはマレーシア国内線、G/Hゲートは東南アジア内の一部路線が発着しています。

標識の「AB」「BH」方向に進みます。コンタクトピアには
「AEROTRAIN」
という電車に乗って移動します。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ AEROTRAIN乗り場

AEROTRAIN乗り場のホームです。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 移動電車の車内

AEROTRAIN車内の様子です。座れる座席はほとんどありません。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ コンタクトピアに到着

AEROTRAINを降りたら、国際線乗り継ぎ時は左の
「International Depature」
方向に進みます。

今まで、G/Hゲートの表記があったのですが、この写真のように、一部標識では「G H」が消えており、代わりに「International」になっているので少し混乱しそうです。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 国際線はG/Hゲート

途中、GゲートとHゲートで左右にわかれます。ちなみに、マレーシア国内線のA/Bゲートは左に進みます。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ ゲートに向かう

各ゲートに向かいます。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ サテライト行きのシャトル

ちなみに、日本帰国時の乗り継ぎが、コンタクトピア→サテライトとなった場合は、コンタクトピアから、サテライトのC1-C37番ゲート行きの電車に乗ります。

国際線同士の乗り継ぎなら、サテライト↔コンタクトピア間の移動は自由にできます。


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4.
保安検査(荷物検査)


続いてセキュリティチェックです。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 各ゲートにある保安検査場

各ゲートにある保安検査場です。

通常、出発時刻または搭乗開始時刻の約1時間前に保安検査場がオープンします。

2-3時間前にゲートに着いても保安検査は開いていないので、空港ラウンジ・フードコート・レストランなどで待機されることをおすすめします。

1つ注意として、
100ml以上の飲み物類(ペットボトル)は廃棄する必要があります

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5.
ゲート内で待つ


各ゲートにある保安検査を通過したら、ベンチで搭乗開始まで待ちます。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ ゲート内で待機

各ゲートに保安検査があるので、このエリアに一旦入ると、また売店・ラウンジなどがあるエリアには戻れません。

搭乗する便が満席に近いと、このエリアのベンチはほぼ満席になり、あまり落ち着ける空間ではありません。


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入国する必要はないので、入国審査・税関はなし


上記の説明のように、国際線同士の乗り継ぎ時、クアラルンプール空港では入国する必要がないので、入国審査・税関共にありません。

アメリカのように、乗り継ぎだけでも、入国しなければならない手間がないので楽です。


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喫煙所


クアラルンプール空港・第1ターミナルの制限エリア内に、喫煙室が用意されています。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 喫煙所

喫煙室は
Smoking Lounge
と表記されています。タバコのマークが目印です。

一部の国・空港では、ターミナル内は完全に禁煙になっていて、外に出ないと吸えないケースもあるので、クアラルンプール空港はスモーカーにフレンドリーな空港です。


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WIFI・インターネット


クアラルンプール空港の、WIFIに関してです。

↓無料WIFI
あり
↓パスワード
必要なし
↓時間制限
なし
↓WIFIの速度
普通


クアラルンプール空港 乗り継ぎ WIFI

WIFIのネットワーク名は

「Airport WiFi」

です。パスワードはなく同意画面で確認するだけです。ネットワーク名は予告なしに変更される可能性があります。


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仮眠エリア


クアラルンプール空港は乗り継ぎ客が多いにも関わらず、シンガポールや仁川など他のハブ空港に比べると、仮眠エリアはあまり充実していません。

横になれるベンチ、足置きがあるベンチなど、みなさん適当に寝てる感じです。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ ベンチで寝てる人

アームレストがないベンチでは、このように横になれます。東南アジアですから堂々と寝れる雰囲気です。でも貴重品には要注意です。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 仮眠中の人

深夜になると、多くのベンチはこのように仮眠を取る人で占領されています。先着順です。


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フードコート・レストラン・コンビニなど


クアラルンプール空港 乗り継ぎ レストランやカフェ

スターバックスなどのカフェ、フードコート、レストランのほとんどは、ゲートがあるフロアより1つ上の階にあります。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ バーガーキング

バーガーキングなどのファストフード系です。24時間営業です(一部お店を除く)。マクドナルドもあります。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ マレーシア料理レストラン

Grandmama’sというレストランでは、地元のマレーシア料理を味わえます。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ コンビニ

WHSmithというコンビニ系のショップもあります。ペットボトルのミネラルウォーターなども売っています。

クアラルンプール空港 乗り継ぎ 免税店

免税店です。化粧品のほか、お土産類も売っています。


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まとめ・感想・評価


クアラルンプール空港で乗り継ぎした時の、感想・まとめは以下の通りです。

メリット:

・乗り継ぎの場合は入国審査がない

・乗り継ぎ便によっては、日本路線の発着ゲートからの移動が2-3分で済む場合もあり(サテライト内の乗り継ぎの場合)

デメリット:

・各ゲートにある1-2つだけの保安検査場を利用するため、行列が長めになることが多い

・コンタクトピア発着の便利用の場合、サテライト↔コンタクトピア間の電車移動が必要

・ラウンジやその他施設はターミナル中心部に集中しており、ターミナル端に行ってしまうと何もない(ゲートとトイレだけ)

・仮眠専用のエリア・ベンチ等が少ない


以上、クアラルンプール空港での乗り継ぎレポートでした。




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