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掲載:2017年3月 更新:2018年10月

ANA/JALマイラーにも役立つ、デルタ航空のアメックス・ゴールドカード

※このコラムでは、ANA/JALマイルを貯めている人にも、デルタ航空のAmexゴールドカードが向いている理由を解説しています。





目次



ANAはスターアライアンス、JALはワンワールド。一見、スカイチームは関係ないが・・


まずは、アライアンス(航空連合)について簡単に触れてみます。

現在、代表するアライアンスは3つあり、

1.
ANAなどが加盟するスターアライアンス

2.
JALなどが加盟するワンワールド

3.
日系航空会社は加盟していませんが、デルタ航空などが加盟するスカイチーム


になります。

飛行機に乗ってマイルを貯める時、マイルを使った特典航空券を利用する時は、基本的には、同じアライアンスの航空会社に乗ることになります。

例えば、ANAマイレージクラブのマイルは、自社のANAのほか、スターアライアンスに加盟しているユナイテッド航空、シンガポール航空、ルフトハンザドイツ航空などに乗っても貯めることができます。

マイルを使って交換できる特典航空券では、ANAのほか、スターアライアンスに入っているエアカナダ、アシアナ航空、タイ国際航空、スイス航空などに乗ることができます。

JALマイレージバンクのマイルですと、自社のJALのほか、アメリカン航空、マレーシア航空、フィンランド航空などに乗って、マイルを貯めることが可能です。

マイルを使った特典航空券では、JALのほか、キャセイパシフィック航空、カンタス航空、ブリティッシュエアウェイズなどに乗ることができます。

スカイチームですと、デルタ航空、エールフランス航空、大韓航空などで、マイルを貯めたり使ったりすることができるわけです。

このように、マイルを貯める時と使う時は、基本的に同じアライアンスに入っている航空会社を選ぶことになるので、そのアライアンスに入っている航空会社が中心になるわけです。


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ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンクも、一部のスカイチーム加盟航空会社と提携している


ANAマイラーは主にスターアライアンス、JALマイラーは主にワンワールドの航空会社が中心になるわけですが、実はスカイチームとも関わりがあります。

実は、ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンク共に、スカイチームに加盟している航空会社の数社とマイレージ提携しています

2018年10月現在、マイレージ提携しているスカイチームのエアラインは以下の通りです。

【ANAマイレージクラブが提携している、スカイチーム加盟航空会社】

ガルーダインドネシア航空
ベトナム航空
アリタリア航空

【JALマイレージバンクが提携している、スカイチーム加盟航空会社】

中国東方航空
大韓航空
エールフランス航空

「どうして、スターアライアンスに加盟しているANAが、そして、ワンワールドに加盟しているJALが、(一部の)スカイチーム加盟航空会社とマイレージ提携しているの?」

と思われるかもしれません。

実は、一部の航空会社のマイレージプログラムでは、アライアンスの枠を超えたマイレージ提携がされていて、「スターアライアンスとスカイチーム」「ワンワールドとスカイチーム」という組み合わせの提携も、いくつか存在しているのです。

例えば、ANAマイレージクラブは、ガルーダインドネシア航空、ベトナム航空、アリタリア航空と提携しているので、これら3社に乗ってANAマイルを貯められますし、ANAマイルを使って、これら3社の特典航空券を予約することも可能です。

JALマイレージバンクは、一部条件がありますが、エールフランス航空、中国東方航空の2社でマイルを貯めることができ、JALマイルを使う場合は、大韓航空を加えた3社の特典航空券を利用することができます。

このように、ANAのマイルも、JALのマイルも、一部のスカイチーム加盟航空会社と関係あることがわかります。


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スカイチームの上級会員なら、1回も飛ばずになることができる


ANAマイラー・JALマイラーにも関係してくるスカイチームですが、実は、スカイチームに加盟しているデルタ航空は、日本人向けに太っ腹なサービスを提供しています。

それは、

対象のクレジットカードに入会すれば、1回も飛ばずに、即デルタ航空の上級会員(つまり、スカイチームの上級会員)になれるサービス

です。

具体的には、クレジットカードのデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会すると、デルタ航空マイレージのゴールドメダリオン会員になることができ、ゴールドメダリオン会員=スカイチームのエリートプラス会員になり、上級会員として、様々な特典を受けることができます

ちなみに、スカイチームのエリートプラス会員は、スターアライアンスのゴールド会員レベル、ワンワールドのサファイア会員レベルに相当します。

嬉しいことに、
スカイチームの上級会員になると、ANAマイル・JALマイルを使って、スカイチーム加盟航空会社に乗る時も、そのスカイチームの上級会員資格を活かすことができるのです

例えば、ANAマイレージクラブのマイルを使って、ガルーダインドネシア航空に乗る場合、「1回も飛ばずにスカイチームの上級会員になる方法」でスカイチームの上級会員になれば、上級会員の特典を受けることができます。

使うマイルが、スカイチームでないANAのマイルでも問題ありません。

実際に乗るのがスカイチーム加盟の航空会社である限り、上級会員の特典を受けられます。
どの航空会社のマイルを使ったかは関係ありません

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マイルを使う時、デルタ航空のゴールド会員の資格が役に立つ。スカイチーム6社の特典航空券が利用可能。


それでは、デルタ航空の上級会員になり、ANAマイル、またはJALマイルを使って、スカイチーム加盟航空会社の特典航空券で旅行するメリット・手順を見てみます。

1.
「マイルが貯まったら、特典航空券を予約する」


ANAマイルを使う場合は、ガルーダインドネシア航空、ベトナム航空、アリタリア航空の特典航空券を予約します。

JALマイルを使う場合は、中国東方航空、大韓航空、エールフランス航空の特典航空券を予約します。

2.
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会して、デルタ航空の上級会員(ゴールドメダリオン会員=スカイチームのエリートプラス会員)になる


上記スカイチーム加盟航空会社に特典航空券で乗ることが決まったら、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードに入会して、デルタ航空の上級会員になります。

もし、特典航空券の出発日が数週間以内なら、特典航空券の予約をする前に、先にデルタ航空・スカイマイルの上級会員になることをおすすめします。

3.
「特典航空券で出発する際、チェックインカウンターで、デルタ航空・スカイマイルのゴールドメダリオン会員証(デジタル版)を提示する」


例えば、ガルーダインドネシア航空の特典航空券で成田からバリ島へ行く場合、出発の成田空港のカウンターで、デルタ航空・ゴールドメダリオンのデジタル会員証(アプリ)を提示すれば、上級会員の特典を受けることができます。

なお、空港のカウンターですが、既にゴールドメダリオン会員(スカイチームのエリートプラス会員)になっているので、乗るのがエコノミークラスでも、「SKY PRIORITY」と書かれたビジネスクラス用のカウンターを使うことができます。

デルタ航空アプリ・ゴールドメダリオンのデジタル会員証

デルタ航空のスマホ用アプリをダウンロードすれば、デジタル版のゴールドメダリオンカードを提示することができます。

4.
「空港で、優先カウンターでチェックイン、ビジネスクラス用ラウンジ、優先搭乗などの上級会員のメリットを満喫する」


チェックインカウンターで、デルタ航空・スカイマイルのゴールドメダリオン会員カードを提示すると、カウンターの係員は、スカイマイルの会員番号を登録してくれるので、航空券の予約に上級会員であることが反映されます。

カウンターで、デルタ航空・スカイマイルの会員番号を登録してもらう限り、もともとANAのマイル・JALのマイルで予約した特典航空券であることは関係ありません。

カウンターでデルタ航空・スカイマイルのゴールドメダリオンカード(アプリを含む)を提示する限り、上級会員の特典を受けることができます。



デルタ航空の会員番号を伝えると、もらう搭乗券には「SKY PRIORITY」と印字されます。この搭乗券を見せることにより、ラウンジの利用や、優先搭乗を特典を受けることができます。

特に嬉しいのが、やはり乗るのがエコノミークラスでも、ビジネスクラスのラウンジに入れることではないでしょうか

例えば、成田からガルーダインドネシア航空、大韓航空、ベトナム航空、エールフランス航空、アリタリア航空に乗る時は、成田空港のデルタ航空ラウンジに入ることができます。

成田から中国東方航空に乗る時は、成田空港のチャイナエアライン・ラウンジに入ることができます。

羽田から大韓航空、中国東方航空、ベトナム航空、エールフランス航空に乗る時は、JALのサクララウンジ(国際線ターミナル)に入ることができます。

羽田からガルーダインドネシア航空、中国南方航空に乗る時は、TIATラウンジに案内されます。

関空から中国東方航空、ベトナム航空に乗る時は、JALのサクララウンジ(国際線)に入ることができます。

デルタ航空のゴールドメダリオン会員が、エコノミークラスに乗る時、どのラウンジに入れるかは、以下のリンク先をご覧ください。

大韓航空のエコノミークラスに乗る時に、入れるラウンジ一覧

中国東方航空のエコノミークラスに乗る時に、入れるラウンジ一覧

ベトナム航空のエコノミークラスに乗る時に、入れるラウンジ一覧

ガルーダインドネシア航空のエコノミークラスに乗る時に、入れるラウンジ一覧

エールフランス航空のエコノミークラスに乗る時に、入れるラウンジ一覧


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あえてスカイチーム加盟航空会社の特典航空券を選ぶのもあり


上の説明のように、ANAマイル・JALマイルを貯めている方も、スカイチームの上級会員になり、特典航空券でスカイチーム加盟航空会社に乗れば、上記のような上級会員特典を満喫できることをおわかりいただけたかと思います。

そこでお勧めなのが、

「貯めているのがANAマイル・JALマイルでも、特典航空券では、あえてスカイチーム加盟航空会社に乗ってみること」

です。

例えば、ANAマイルを使って東南アジアへ行く場合、まず思いつくのが、各地へのANA直行便や、シンガポール航空やタイ国際航空などのスターアライアンス加盟航空会社かと思います。

ところが、あえてベトナム航空か、ガルーダインドネシア航空を選ぶのもありなわけです

例えば、ANAマイルを使ってバンコクに行く場合、ベトナム航空を選び、成田→ハノイ→バンコクと飛べば、経由便にはなりますが、成田空港やハノイ空港では、ラウンジに入ることができます。

帰国時は、バンコク空港でも優先チェックイン、優先搭乗の対象になり、現地のビジネスクラスラウンジにも入ることができます。

ANAマイルを使ってシドニーへ行く場合、ANAの直行便を選ぶ代わりに、ガルーダインドネシア航空で羽田→ジャカルタ→シドニーと飛べば、行きは羽田とジャカルタで、帰りはシドニーとジャカルタで、ラウンジに入ることができます。

JALマイルを使ってパリへ行く場合、JALの直行便を使う代わりに、エールフランス航空を選べば、行きは羽田・成田・関空で、帰りはパリ・シャルルドゴール空港のラウンジに入ることができます。

JALマイルを使ってソウルへ行く場合、JALで行く代わりに、大韓航空の特典航空券を利用すれば、行きは日本各地空港のラウンジ、帰りは仁川空港や金浦空港のラウンジに入ることができます。

このように、

「優先チェックイン・ラウンジ・優先搭乗など、上級会員の特典を満喫するために、特典航空券で、あえてスカイチームの航空会社に乗る旅行」

も、1つのANAマイル・JALマイルの使い方として、面白いかもしれません。

スカイチームの上級会員になって、スカイチーム加盟航空会社に乗る時、受けられる特典の一覧・手順はこちらからご確認ください(ANAマイル・JALマイルを使って乗る時も対象になります)。




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