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コラム (2010年12月)
目指す価値十分。フルフラットベッドの特典旅行

こんにちは。マイルで得得のデイビッドです。

先日、私はほぼ丸一日かけて、調べたことがあります。それは、「どの航空会社のどの路線なら、ビジネスクラスのフルフラットベッドに乗れるのか?」ということです。

調べ始めた発端は、ある方から、「ユナイテッド航空のアジア路線で、フルフラットベッドを利用できる路線が変わった」というメールをいただいたことです。

ユナイテッド航空の場合、2010年12月現在、機材が747だとフルフラットベッドになりますが、777の場合は、まだ一部の飛行機にしかフルフラットベッドが搭載されていません。

ユナイテッド航空のアジア路線が、ほぼ全て後者の777になったので、フルフラットベッドも利用できなくなったのです(予告なしに変更されることあり)。

フルフラットベッド搭載の航空会社は増えている

数年前までは、フルフラットベッド搭載のビジネスクラスと言えば、ブリティッシュエアウェイズヴァージンアトランティック航空キャセイパシフィック航空ニュージーランド航空くらいしか思いつかなかった方も多いのではないでしょうか。

しかし最近は、ANAユナイテッド航空エアカナダなど、ビジネスクラスにフルフラットベッドを導入し始めている航空会社が徐々に増えてきています。

同時に、大韓航空アシアナ航空も、ソウルから乗り継ぐ一部長距離路線のビジネスクラスにも、フルフラットベッドを搭載し始めています。

このように、ビジネスクラスで、完全水平シートを体験できるチャンスが増えてきていることがわかります。

やはり特典航空券でフルフラットベッドに乗ってみたい
アジア内だと必要マイル数も少なめ

私は、今までの旅行レポートの中で、ビジネスクラスの搭乗レポートを数回させていただきました。

しかし、今まで私が特典旅行で利用してきたビジネスクラスは全て、ライフラットベッド(斜めの状態でほぼ水平になるシート)だけでした。そういう意味でも、私はぜひフルフラットベッドに乗ってみたいと思っています。

ただし、ビジネスクラス特典には、(主に中・長距離路線だと)必要マイル数が膨大になるというデメリットがあります

日本からアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアへのビジネスクラス特典は、8万〜12万マイルくらい必要になるのが現状です。

そこでおすすめなのが、アジア内のビジネスクラス特典を狙うことです。日本〜アジア内であれば、必要マイル数は4〜6万マイル辺りですし、東南アジア路線であれば、飛行時間も5時間以上と長めになります。

例えば、デルタ航空の成田〜シンガポール線には、2010年12月現在、フルフラットベッドの搭載機材が飛んでいます。

ということは、2010年12月現在、デルタ航空・スカイマイルなら、4万マイルで成田〜シンガポール間をフルフラットベッドで往復できることになります。必要マイル数、距離的に見てもそれなりの内容かと思います。

他にも、2010年12月現在、大韓航空、ソウル〜ジャカルタ線の一部の便にも、フルフラットベッドのビジネスクラスが搭載されています。このように、限定路線でフルフラットベッドが利用できることもあります。

また、中・長距離路線でも狙い目はあります。例えば、2010年12月現在、ニュージーランド航空の日本〜ニュージーランド間には、フルフラットベッドが搭載されています。

ユナイテッド航空・マイレージプラスなら8万マイル、ANAマイレージクラブなら85,000マイル前後で、10時間以上かかるニュージーランドへフルフラットベッドで飛ぶことができます。

長距離路線ならチャンスはもっと増える

上のように、アジア内路線の場合、フルフラットベッドを体験するには、航空会社と路線が限定されているのが現状です。

逆に、長距離路線なら事情は変わり、対象の航空会社・路線が多くなります

例えば、アメリカ方面ならば、ANA、エアカナダ、ユナイテッド航空、デルタ航空から選べます(一部路線のみ)。

ヨーロッパ方面なら、ブリティッシュエアウェイズ、ヴァージンアトランティック航空、エティハド航空(アブダビ経由)などがあります。

他にも、ソウル経由の大韓航空とアシアナ航空、香港経由のキャセイパシフィック航空も、ハブから乗り継ぐ一部路線ではフルフラットベッドがあります。

オセアニア方面では、直行便のニュージーランド航空、香港経由のキャセイパシフィック航空などがあります。

航空会社・路線が未だに限定される感じも否定できませんが、アジア路線に比べると、選べる航空会社・路線数は多いのも事実です。

どの路線でフルフラットベッドに乗れるのか?

特典航空券でビジネスクラスのフルフラットベッドを体験するには、必要マイル数を調べると同時に、「どの航空会社のどの路線で乗れるのか?」を知る必要があります。

そこで、私が先日丸一日かけて調べた結果を、ビジネスクラスでフルフラットベッドに乗れる路線一覧ページにまとめてみました。

フルフラットベッド体験の実現にこだわるのであれば、フルフラットベッド搭載の路線を狙って特典旅行されるのもありかと思います

私ですが、現在狙っているのが、ユナイテッド航空のバンコク・シンガポール線です。UA/マイレージプラスなら、ビジネス往復3万マイルで済みます。

2010年12月現在、両路線ともフルフラットではありませんが、数年以内にフルフラットベッド化されれば、特典で狙ってみたいと思います。それまでに必要マイル数が4〜5万マイルに上がらないといいのですが・・・。

以上、漠然とマイルを貯めていたり、どこに特典旅行で行きたいか迷っている方は、フルフラットベッドの路線をもとに、特典旅行を計画するのも1つの方法かと思います

最後にご注意として、フルフラットベッド搭載の飛行機に乗る予定でも、出発当日、急きょ機材が変更されて、フルフラットベッドを体験できないリスクも少なからずあります。特に、全ての路線ではなく、一部の路線・便のみ限定の航空会社は注意が必要です


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※このページの情報は2010年12月現在のもので、予告なしに変更されることがあります。