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【特集】マイレージプラスの改悪に対する対策
ヨーロッパ経由でアメリカ・カナダに行く
(遠回りしても燃油サーチャージ無料がポイント)

注意:
現在、このページで紹介している方法で、特典航空券の発券はできなくなっています。(過去にこのような方法があったということを伝える意味で、このページは残してあります)

2014年2月1日からのマイレージプラス改悪後は、必要マイル数が上がる分、同じ特典航空券でも、今までより効率よく特典航空券を活用する必要性が増してきました。

その活用方法の1つとして、今回はマイレージプラスのマイルを使って、日本からアメリカ・カナダへ向かうケースについて触れたいと思います。

ずばり、日本から北米へ特典航空券で行く時のポイントは、「ヨーロッパ経由で北米に向かい、ヨーロッパではストップオーバーする」ことになります

例えば、他のマイレージプログラムでもそうですが、マイレージプラスの場合、日本から北米へ向かう時は、大抵、ANA、ユナイテッド航空、エアカナダなどで、太平洋を越えて北米へ直行で飛ぶのが一般的になります。

例えば、成田からニューヨークへ向かう場合、ANAで直行で飛んだり、エアカナダのトロント経由、ユナイテッド航空の直行便やシカゴ経由などが考えられます(他にもソウルや北京などの北アジア経由もあり)。

しかし、マイレージプラスのマイルをお得に使いたいのであれば、アメリカ方面への特典航空券はヨーロッパ経由がおすすめです。

なぜなら、マイレージプラスでは、日本から北米へ直行で(太平洋を越えて)飛んでも、ヨーロッパ経由で(大西洋を越えて)北米へ飛んでも、必要マイル数が同じになるからです(例外あり)

当サイトで紹介しているマイレージプログラムの中でも、大西洋を経由して遠回りでアメリカへ飛んでも、通常の太平洋を越えるルートと特典マイル数が同じになるケースは珍しいのが現状です。この珍しいルールを活用しないわけにはいきません。

しかも、マイレージプラスでは特典航空券の燃油サーチャージが無料になるため、遠回りになっても、余計な出費を心配する必要がないのも大きなメリットになります(予告なしに燃油サーチャージが有料になる可能性あり)。

例えば、ANAマイレージクラブのマイルを使って、ヨーロッパ経由でアメリカに向かう場合、往復で数万円の燃油サーチャージが発生します(例外あり)。

しかも、ヨーロッパへ直行で飛ぶ場合と比べて、飛行距離も長くなるため、特典航空券の必要マイル数も多くなってしまいます。

つまり、ANAマイレージクラブのマイルを使うと、「直行で飛ぶより多い必要マイル数」「膨大な燃油サーチャージ」のダブルパンチを食らうわけです

ところが、マイレージプラスだとそのような心配はなく、「ヨーロッパ経由で北米に向かっても同じ必要マイル数」「燃油サーチャージも無料」と、優しいルールになっています

ちなみに、往路だけヨーロッパ経由にして、復路はアメリカから直行便で日本に帰ってくる旅程も大丈夫です。その逆でも大丈夫です。

例えば、往路はルフトハンザドイツ航空で成田→フランクフルト→ニューヨークと飛び、復路はニューヨークから成田へANAの直行便を利用する、という旅程もOKです。

ヨーロッパでストップオーバーすることも可能。しかも、フランクフルト、チューリッヒ、ウィーン、イスタンブールなど、提携航空会社のハブ空港以外の都市に滞在するのもOK

ここまでの説明で、欧州経由で北米へ飛ぶのが、お得な内容であることがおわかりいただけかと思いますが、経由するヨーロッパの都市では、ストップオーバー(滞在すること)も可能です

例えば、東京〜フランクフルト〜ニューヨークと飛ぶ場合、経由地であるフランクフルトに、数日間滞在するのもOKです。ただし、往復ともヨーロッパ経由で飛ぶ場合、ヨーロッパでストップオーバーできるのは行きか帰りのどちらか1回だけになります。

このように、1つの特典航空券でフランクフルトとニューヨークの2都市に滞在することができます。

あくまでも1つの特典航空券なので、「日本〜フランクフルト」「日本〜ニューヨーク」と2つの特典航空券を利用する場合と比べて、かなりマイルを節約することができます。

最後に、

「ヨーロッパ内でストップオーバーできるのは、ルフトハンザドイツ航空利用ならフランクフルト、トルコ航空利用ならイスタンブールのように、各提携航空会社で日本から直行で飛べる都市だけになるのか?」

という疑問がわくかもしれません。

答えは「ノー」で、フランクフルト、ミュンヘン、イスタンブール、チューリッヒ、ウィーン、コペンハーゲン以外の都市にも滞在(ストップオーバー)することが可能です

例えば、イタリアのローマに滞在したいとします。

その場合は、例えば、往路はルフトハンザドイツ航空で成田→フランクフルト→ローマ(ここでストップオーバー)、続いてスイス航空でローマ→チューリッヒ→ニューヨーク、というようなルートも組むことが可能です。

別に、「日本から直行で飛べるヨーロッパの都市でしかストップオーバーできない」というルールはありません

上の例のように、フランクフルトやチューリッヒなどを経由して、ヨーロッパの好きな都市に行き、そこでストップオーバーしてから、さらにどこかを経由して北米に向かうことが可能です

また、日本からヨーロッパへ向かう場合、必ずしも欧州系の航空会社である必要はありません。ANAの直行便でもいいですし、台北経由のエバー航空、ソウル経由のアシアナ航空、北京経由の中国国際航空などでもいいわけです。

例えば、ANAの直行便でミュンヘン→ルフトハンザドイツ航空でパリ(パリでストップオーバー)→スカンジナビア航空でパリ→コペンハーゲン→ニューヨーク、帰りはニューヨークからユナイテッド航空で成田、というような旅程も可能になります。

こう考えると、マイレージプラスのマイルを使って、ヨーロッパ経由で北米へ向かう場合は、いろんな航空会社や経路のパターンが考えられるわけです

航空会社や経路を考えるのは少し面倒かもしれませんが、マイレージプラスのマイルをお得に、そして面白く活用するためにも、ぜひヨーロッパの好きな都市に滞在してから、北米に向かう旅も面白いかもしれません

最後に、ユナイテッド航空公式サイトから特典航空券の空席照会ができますが、そこでは、決められたルート・航空会社から選ぶようになっています。

その場合は、特典航空券の検索ページでは、「ご希望の旅行タイプを指定してください」から「複数の目的地」を選択して、飛びたい区間を1つ1つ指定していく方法があります。

ただし、この方法で特典航空券の旅程を組み立てようとすると、通常より多い必要マイル数が表示されたり、エラーになったりと、スムーズに希望通りの特典航空券の予約ができないケースも多々あるので、その場合は、ユナイテッド航空のコールセンターに電話をする必要があります。


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