「JALサクララウンジ(成田空港)の利用体験レポート」の続きです。ここでは、成田からホノルルへの、JALのビジネスクラスをレポートしたいと思います。
なお、現在日本航空のビジネスクラスにはいくつかのタイプのシートがありますが、ホノルル線で使われているのは、一番旧型であるスカイラックシートになります。
良い言い方だと旧型になりますが、悪い言い方をすれば「あまり傾かないしょぼいシート」になります。
今回利用したのは、JAL74便、成田発ホノルル行きです。21時出発で、搭乗開始は20時30分でした。
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このフライトは85番ゲートから出発しました。このように、たくさんの乗客がゲート付近で待っていました。なお、今回はビジネスクラスなので、優先搭乗ができました。
やっぱりシートはしょぼい
今までで一番悪いシート
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ビジネスクラスのキャビン全体の様子です。座席配置ですが、2−3−2となっていました。これは、ノースウエスト航空のビジネスクラスで香港へ飛んだ時の飛行機と同じ配置です。
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これは、リクライニングしていない(傾いていない)時のシートです。
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そしてこれが、最大に傾いている時のシートです。「えっ?これだけ?」と思われた方も多いのではないでしょうか。
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足元の様子です。このように、フラットベッド型のシートに比べると狭かったです。もちろん、エコノミークラスと比べたら遥かにましなのですが・・・。
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水平飛行に入ると、ウェルカムドリンクが渡されました。オレンジジュース、シャンパンから選べたので、私は大好物のオレンジジュースを選びました。
ちなみに、ノースウエスト航空のビジネスクラスに乗った時は、水平飛行後ではなく、出発前にウェルカムドリンクが配られたのを覚えています。出発前の方が気分がよくなると思うのは私だけでしょうか。
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テーブルは、このようにサイドから引き出すようになっていました。
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このように、おやすみグッズセットが配られました。歯ブラシ、マスク、アイマスク、耳栓が入っていました。
数年前になりますが、シンガポール航空でロサンゼルスに飛んだ時、エコノミークラスでもほとんど同じ内容のセットが配られたのを覚えています。やはり、シンガポール航空の機内サービスはそれだけレベルが高いことになるのでしょうか。
ちなみに、日本航空のビジネスクラスでも、ビジネス客の比率が高いニューヨーク線、ロンドン線などでは、もっと質の高いサービスが提供されているようです。
エンターテインメントの内容もいまいち・・・
続いて、エンターテインメントのレポートです。
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パーソナルモニターは、このようにサイドから引き出すようになっていました。がっしり入っていて、力の弱い高齢者の方には結構重いかもしれません。
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モニターを引き出せば、このように目の前で見ることができます。
なお、エンターテインメントは、2008年に日本航空でバンコクへ飛んだ時と同じでした。エコノミーとビジネスは同じ内容になっているようです。少しがっかりです。
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フライトマップの画面です。このように、何もない太平洋上を永遠に飛んでいきます。途中にミッドウェー諸島というのがあるようですが、緊急着陸などはそこでするのかもしれません。
おいしかった機内食
続いて、機内食のレポートです。
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まず、おしぼりが配られました。ほかほかでした。
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ビジネスクラスらしく、テーブルクロスがひかれました。
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メニューが渡されました。洋食、和食から選べました。肉好きの私は洋食を、母は和食を選びました。
ちなみに、今回も母との旅行になりますが、周りからは相変わらず「マザコン」「一生おひとり様」「親孝行」などと言われました。今回も最後の「親孝行」をしていると自分に言い聞かせたいと思います(笑)。
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アルコールも、たくさんの種類から選べることができました。しかし私はアルコールの知識があまりないため、いつものように白ワインを頼んでしまいました。
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母は日本酒を頼みました。
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客室乗務員が、このように1人1人のオーダーをとっていました。
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まずは前菜、おつまみ、ドリンクが配られていました。
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大好きなサーモンが入っていましたが、ちょっと乾燥していたのでがっかりです。
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いよいよメインディッシュです。まずは、私が頼んだ洋食です。
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ステーキです。ノースウエスト航空のビジネスで食べたステーキよりもボリュームもあり、柔らかくておいしかったです。
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お肉のズーム画像です。よだれがでてきそうです。
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野菜のテリーヌです。普段テリーヌは避けるのですが、今回は仕方なく食べてみたところ、思ったよりおいしく食べることができました。
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アスパラガスのスープです。実は、私はこのようなスープが苦手なので母に渡しました。
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グリーンサラダです。これもエコノミークラスよりはボリュームがあったと思います。
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パンもあったかいのが渡されました。
続いて、母が頼んだ和食です。
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このように、容器も和食っぽくなっていました。
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メインディッシュの魚です。
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たこ、肉などです(ちゃんとした説明でなく申し訳ございません)。
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刺身です。ちなみに、母は今までで機内食で刺身を食べたのは今回が初めてだったようです。
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ごはん、味噌汁、漬物です。
続いてデザートです。
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デザートにはマンゴームースが配られました。これは洋食、和食のどちらでも同じになります。
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このマンゴームース、かなりおいしかったです。これは長い期間続けてもらいたいと思います。
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成田出発からずっと暗かった外ですが、少しずつ明るくなってきました。
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ハワイへ近づくと、このように外が明るくなってきました。
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いよいよホノルルのあるオアフ島が見えてきました。このような島の端まで住宅地があるということは、ハワイの人口が増えてきているのかもしれません。
そして、約6時間半後、無事ホノルルに着きました。
日本航空・スカイラックスシートの感想
初めての日本航空のビジネスクラスとなりましたが、全体的に良いサービスを受けることができました。
客室乗務員の対応ですが、極端によくもありませんでしたが、普通に良かったと思います(逆に日本人の乗務員では、悪いのを見つける方が難しいかもしれませんが)。
ただ、「少しテキパキしすぎて、乗客への配慮がもう少しあってもよかったかな」というのが本音です。
または、「あそこはタダ乗りしている親子だから、配慮は正規運賃払っている客より50%下げる」と決めていたのかもしれません(笑)。
次にスカイラックシートですが、やはり思っていた通りの「しょぼい」シートでした。
エコノミーに比べるとましですが、傾く角度もあまりなく、ぐっすり寝ることはできませんでした。
新しいシートを導入することは簡単なことではありませんが、同じホノルル線に就航しているノースウエスト航空、ユナイテッド航空の両方がフラットベッドシートを導入していることを考えると、日本航空は出遅れているかと思います。
質の高い接客、おいしい機内食も大切ですが、やはり「ビジネスクラス=ぐっすり眠れるシート」と考えている人も多いと思うので、このスカイラックシートはマイナス要素になるかと思います。
今度はぐっすり眠れるフラットシート型が導入されてから、また日本航空のビジネスクラスに乗ろうかと思います(もちろんマイルがあればの話ですが・・・)。
何年以内に廃止されるかわからないスカイラックスシートですが、みなさんにスカイラックスシートの様子が少しでも伝われば幸いです。
以上、スカイラックスシートの搭乗レポートでした。
次のレポートでは、ホノルル空港のインターアイランドターミナルのレポートをいたします。 |