特典航空券の空席枠は、マイレージプログラムに関係なくほぼ共通になる航空会社もあれば、マイレージプログラムによって差がでる航空会社もあり、一律に、特典航空券の空席枠が「共通である」「共通でない」と断言することはできません。
例えば、ANAマイレージクラブにて、ANAの成田〜ニューヨーク線の特典に空席があるとします。
しかし、同じスターアライアンスに加盟しているユナイテッド航空・マイレージプラスでも、ANAの成田〜ニューヨーク線の特典に必ず空席があるとは限りません。
なぜなら、ANAマイレージクラブ用に用意しているANA便の特典席数と、ユナイテッド航空・マイレージプラス用に用意しているANA便の特典席数が異なる可能性があるからです。
このように、マイレージプログラムAでは、航空会社Aの特典に空席があるのに、マイレージプログラムBでは、航空会社Aの特典に空席がない可能性もあります。
他の航空会社(マイレージプログラム)での特典空席状況は、あくまでも参考に
自分の利用しているマイレージプログラムでは、ネット上で特典の空席照会ができなくても、他社のマイレージプログラムでは、ネット上で特典の空席照会でできるケースがあります。
例えば、JALマイレージバンクのホームページから、提携しているエミレーツ航空の特典の空席状況を確認することはできません。
しかし、(当たり前ですが)、エミレーツ航空・スカイワーズのホームページ上からは、自社であるエミレーツ航空の特典の空席状況を確認することが可能です。
例えば、エミレーツ航空・スカイワーズでの特典空席照会にて、8月10日に、エミレーツ航空の成田〜ドバイ線に空席があるとします。
しかし、同じ8月10日に、JALマイレージバンクのマイルにて、エミレーツ航空の特典を予約できるとは限りません。
なぜなら、エミレーツ航空・スカイワーズ用の特典枠と、JALマイレージバンク用の特典枠が異なるケースがあるからです。
なので、他社のマイレージプログラム経由で特典の空席照会をチェックする場合は、自分のマイルを使いたいマイレージプログラムでも、同じ特典枠が用意されているとは限らないことを覚えておく必要があります。 |