2011年のゴールデンウィーク中に、バンコクへ特典旅行に行ってきました。特典航空券は出発の約1週間前と、ギリギリに発券しました。
なお、今回は久しぶりの1人海外旅行となりました。いつも同行する母の分のマイルがないのが理由でしたが、かなり嫉妬していたのか、出発日には少し無視されてしまいました(笑)。
特典航空券の詳細
今回発券した特典航空券の概要は以下の通りです。
●マイルを使ったマイレージプログラム
エアカナダ・アエロプラン
●使ったマイル数
30,000マイル
●旅程・航空会社・座席クラス
1.成田→シンガポール
(シンガポール航空・ビジネスクラス)
2.シンガポール→バンコク
(シンガポール航空・ビジネスクラス)
3.バンコク→ソウル
(タイ国際航空・ビジネスクラス)
4.ソウル→成田
(アシアナ航空・ビジネスクラス)
予期せぬアエロプランのマイルプレゼント
実は、今回の特典旅行はもともと計画していない旅行でした。
余談ですが、友人の友人であるカナダ人の方が東京に観光に来たので、初対面でしたが、いろいろ東京案内をしてあげました。
カナダ人と言うこともあり、マイレージはエアカナダ・アエロプランに貯めているとのことでした。今回の成田へのフライトもエアカナダ利用で、アエロプランに加算したということです。
最後の日、いきなりその方から、「今まで会ったことがないのに、こんなにいろいろしてくれてありがとう。マイレージも詳しいらしいから、お礼に私のマイレージあげます」と言われたのです。
はじめは「自分で使って」と断りましたが、前にマイルを失効させたことがあるらしいので、ぜひ私に譲りたいとのことでした。なので、素直にもらうことにしました。人生で初めてのマイルプレゼントです(笑)。
その方の帰りのフライト分のマイルも含めて、その方が持っていたのは何と約25,000マイルでした。なので、私は東南アジアへのエコノミークラス特典を考え始めました。
なお、シンガポールかベトナムも可能でしたが、過去に行ったことがあり現地の様子がわかり、ホテル代も安めだったのでバンコクに決めました(ベトナムの方が安いかもしれませんが・・・)。
3万マイルのビジネスクラスにしたい
エアカナダ・アエロプランですが、「日本〜タイ・シンガポール・ベトナムへのビジネスクラス特典は3万マイルのみ。しかもスターアライアンス各社を利用できる」という隠れたメリットがあります。
まず、カナダ人の口座から、新しく作った私の口座に約25,000マイルを移行してもらいました(AC/アエロプランのマイル移行に関してはこちら)。
移行手数料は1,000マイルにつき20カナダドルでしたので、25,000マイルの移行だったので500カナダドルの手数料になりました。一旦その方に払ってもらい、後から私が手数料分のお金を送金しました。
自分の口座に約25,000マイルが移行された後、まだ3万マイルまでに5,000マイル足りません。
しかし、エアカナダ・アエロプランでは、事前にマイルを購入するのではなく、特典予約時に足りない分のマイルを一緒に購入できるシステムになっているので、とても便利でした(AC/アエロプランのマイル購入に関してはこちら)。
マイルの購入金額は1,000マイルにつき30カナダドルなので、合計150カナダドル払いました。
つまり、今回私が3万マイル手に入れるのに、合計650カナダドルを使ったことになります。日本円で約55,000円かかりました。
手数料としては高めかもしれませんが、約55,000円の出費で、東南アジアへのビジネスクラスを利用できるわけですから、そういう意味ではかなり安い出費と言えそうです。
特典は出発1週間前に、アエロプランのサイトから発券
わざと複数の航空会社を組み合わせる
はじめは、「AC/アエロプランの有効期限である3年以内にマイルを使えればいいや」と考えていたのですが、ゴールデンウィークの空き状況を調べてみることにしました。
すると、すべての提携航空会社ではありませんが、なんとゴールデンウィーク中にも空席がありました。
行きも帰りも、タイ国際航空の成田〜バンコク線なら空きがありました。ただ、AC/アエロプランでは、好きな提携航空会社の組み合わせが可能なので、同じ航空会社の単純往復はもったいないことになります。
なので、行きも帰りも違う航空会社にすることにしました。本当は、東京→シンガポールをANAにしたかったのですが、成田発、羽田発共に空きはありませんでした(悲)。
成田発のシンガポール航空便は空いていたので、それに決めました。評判の高いシンガポール・シャンギ空港にも寄れるので、それも楽しみの1つになります。
ちなみに、ANAで成田→上海、中国国際航空で上海→バンコクという経路も検索結果に表示されていました。ANAのビジネスクラスを体験したかったのですが、後半の中国国際航空が微妙でしたのであきらめました。
帰りも、タイ国際航空のバンコク→成田の直行便が空いていたのですが、せっかくですので、わざとソウル経由にしました。
燃油サーチャージも免除
航空会社と経路を選ぶと、足りない約5,000マイル分も自動で追加され、すぐに予約可能な状態になっていました。これは本当に便利な機能だと思います。
AC/アエロプランでの特典は、2011年4月現在、基本的に燃油サーチャージが免除されることになっています(予告なしに変更される可能性あり)。
今回の特典では、シンガポール航空、タイ国際航空、アシアナ航空と3社を組み合わせた内容ですが、燃油サーチャージは一切請求されませんでした。
なので、払ったのは空港使用税等の一般的なものだけでしたので、請求されたのは約70カナダドル、日本円で約6,000円のみでした。
みなさんご存じの通り、最近また燃油サーチャージが暴騰しているので、燃油サーチャージ免除は本当に助かりました。
それにしても、ANAマイレージクラブで同じ旅程の特典航空券を発券すると、燃油サーチャージはおそらく請求されたでしょうから、マイレージプログラムの比較は大事であることを改めて感じました。
今回のマイル単価は?
続いて、今回の特典航空券のマイル単価を見てみます。
各区間で利用航空会社が異なり、同じ内容の航空券を見つけることはほぼ不可能ですので、各区間で、その航空会社の往復格安航空券を買った場合の半分の費用を、それぞれ足して計算してみました。もっと賢い計算方法があるかもしれませんがご了承ください。
1.成田→シンガポール→バンコク(シンガポール航空)
成田〜シンガポール〜バンコクのシンガポール航空往復が約22万円だったので、ここでは片道11万円+燃油サーチャージ約1万円として、合計12万円とします。
2.バンコク→ソウル(タイ国際航空)
タイ国際航空の公式サイトでは、バンコク〜ソウルのビジネスクラス往復が約13万円でしたので、ここでは片道65,000円+燃油サーチャージ約1万円として、合計75,000円とします。
3.ソウル→成田(アシアナ航空)
成田〜インチョンの一番安いビジネスクラス格安航空券が約6万円だったので、ここでは片道3万円+燃油サーチャージ1,000円として、合計31,000円とします。
約12万円+約75,000円+約31,000円と、合計226,000円となり、今回の3万マイルの価値は、約226,000円ということになります。
226,000円 ÷ 30,000 = 7.5
と、マイル単価は約7.5円になりました。
やはり、近めのアジアとはいえ、ビジネスクラスになるとそれなりの金額になるので、単価も7円を超えることができました。
マイル単価がすべてではありませんが、やはり低くなるよりは高くなったほうが素直にうれしいので、7円以上になってよかったです。
以上、バンコクへの特典航空券をレポートいたしました。次は、成田空港・ANAビジネスクラスラウンジのレポートをいたします。 |