2011年10月に、ソウル、台北、広島へ特典旅行で行ってきました。
特典航空券の詳細
まず、今回の旅行で使用した特典航空券の詳細をご紹介します。
●マイルを使ったマイレージプログラム
ユナイテッド航空・マイレージプラス
●使ったマイル数
20,000マイル(エコノミークラス往復)
●旅程・航空会社・座席クラス
1.成田→ソウル・インチョン
(アシアナ航空・エコノミークラス)
2.ソウル・インチョン→台北・桃園
(アシアナ航空・エコノミークラス)
3.台北・桃園→ソウル・インチョン
(アシアナ航空・エコノミークラス)
4.ソウル・インチョン→広島
(アシアナ航空・エコノミークラス)
5.広島→羽田
(ANA・普通席)
急きょソウル旅行が決定
実は、母が友人たちにソウル旅行へ誘われたようで、一緒に行くことになりました。ただし連休の週末をはさんだ日程ということもあり、母の友人たちが利用するパックツアーは、約7万円もするものでした。
安い時期だと、ほぼ同じ内容のパックツアーが半額以下で買えることを考えると、通常の2倍以上払うことに少し抵抗があったようです。その上、母の友人たちは、みんな「母+子」と親子で参加するようで、私の母だけ一人で参加するのが嫌だということでした。
連休をはさむ週末なので、となり韓国へのツアーが高めで、私も一緒に行けば私たちも「母+子」になるため、また、これはうまくマイルを使うべき時だと判断した私は、急遽ソウルへの旅行を決定しました。
ソウルへの特典航空券ですが、まず思いついたのが、デルタ航空・スカイマイルの15,000マイルを使った羽田〜ソウル金浦の単純往復です。
東京〜ソウルの単純往復だと面白みがありませんが、15,000マイルと日系マイレージプログラム並みの少ないマイル数で、なおかつ数千円ですが燃油サーチャージも免除されるので、妥協できる内容です。
さっそく電話をして特典の空き状況を確認してみると、残念ながら羽田〜金浦路線は一杯でした。成田発の最終便、インチョンの始発便なら空いていたのですが、このスケジュールの悪い組み合わせなら、2万円台で買えるので15,000マイルを使うにはもったいない内容になってしまいます。
なので、DL/スカイマイルはあきらめることにしました。
続いて、JALマイレージバンクでのJAL便の特典、ANAマイレージクラブでのANA便の特典の空席状況を確認したのですが、羽田〜金浦間、成田〜インチョン間ともに一杯でした。
続いて、ユナイテッド航空・マイレージプラスで試してみることにしました。ただし、UA/マイレージプラスだと日本〜韓国間は往復2万マイルになり、日本〜韓国間の単純往復に使うにはもったいないマイル数になります。
同じ2万マイルで行ける台北へ行くことに。
ANA国内線を入れてマイル単価を少しでもアップ
そこで、少しでもマイル単価を上げるためにも、「UA/マイレージプラスでは2万マイルで行ける台湾まで足を伸ばす」、「ANAの日本国内線区間を入れて、日本のどこかで24時間未満の乗り継ぎをして実質1泊する」の2つを実践することにしました。
本当は香港に行きたかったのですが、UA/マイレージプラスの場合、香港だと往復3万マイルになってしまうので今回はパスし、2万マイルで行ける台北にすることにしました。
また、日本国内区間ですが、ANA国内線を入れられるので、まだ私が行ったことのない広島に寄ることにしました。
帰りもソウル経由にすることにより、ソウルからアシアナ航空で広島に飛ぶことができます。アシアナ航空のソウル〜広島線は毎日運航なので、予定もスムーズにたてられました。24時間未満の乗り継ぎでも実質1泊になり、世界遺産の厳島神社を訪れるプチ国内旅行になります。
アシアナ航空のソウル経由で目的地を台北にして、ソウルでストップオーバーをすることにしました。帰りは、同じアシアナ航空で台北からソウル経由で広島へ飛び、最後にANA国内線で広島から羽田へ飛ぶルートに決めました。
特典の経路を決めて、さっそくユナイテッド航空に電話をしてみると、アシアナ航空の成田発午後の便であれば、希望日に空席がありました。その後のソウル→台北も空きがありました。
余談ですが、帰りの希望日をオペレーターに伝えると、勝手に「その日は成田への便はすべて一杯です」と言ってきたので、私は「いや、帰りもソウル経由でお願いします」と言うと、「ソウル経由であれば、成田への便であれば空いています」と言ってきたので、私が「いや、ソウルからは広島へ飛びたいのですが」と言いました。
するとオペレーターの方は、「帰りの目的地は広島なのでしょうか」と聞いてきたので、私は「いや、帰りは広島で乗り継いで、ANAで広島から羽田へ飛びたいのですが」と伝えると、「それはおそらく無理ですね」と一方的に言ってきたのです。
なので、「一応確認お願いします」 と頼み、数分間保留になったあと、「広島経由で羽田に戻れるようです」と、希望通りの返事が返ってきたので一安心です。
なお、広島での乗り継ぎは24時間未満である必要があります。アシアナ航空の広島着が20時30分なので、20時29分までに出発する羽田行きに乗ればいいことになります。
希望は広島出発が19時ごろのANA便だったのですが、残念ながら満席だったので、仕方なく17時半ごろ出発の便で予約を入れました。ということで、成田→ソウル→台北→ソウル→広島→羽田という希望通りの特典が発券できたので一安心です。
国際線区間は全部で4区間になりましたが、UA/マイレージプラスでは、特典の燃油サーチャージが一切かからなかったので少し得をした気分になりました。
ちなみに、どうしてもANAの19時台の広島発へ変更したかったので、何度も特典枠のチェックをしたのですが、結局空席が出ることはありませんでした。
マイル単価はいくらか?
マイル単価ですが、行きも帰りも異なるルートのため、計算のもとにする航空券料金は、以下のように分けました。
1.アシアナ航空の成田〜ソウル
(往復格安航空券の料金の半分)
2.アシアナ航空のソウル〜台北
(アシアナ航空のサイトで提示された往復料金)
3.アシアナ航空のソウル〜広島
(往復格安航空券の料金の半分)
4.ANAの広島〜羽田
(28日前の特典予約だったので旅割運賃の片道分)
なお、格安航空券は、Yahoo!トラベルの検索結果で一番安い料金を採用しました。
すると、
1.約11,000円
2.約36,000円
3.約17,000円
4.約17,000円
と、航空券代は合計で約81,000円になりました。
それにプラスして、燃油サーチャージ代の合計約1万円も免除されるので、その約1万円も含めると、合計約91,000円になります。
なお、UA/マイレージプラスの場合、コールセンターでの予約だと25ドルの予約手数料が発生するので、これを約2,000円とし、約2,000円マイナスで約89,000円となります。
約89,000円を20,000マイルで割ると、
89,000 ÷ 20,000 = 約4.5
となり、今回の特典航空券のマイル単価は約4.5円になりました。
急きょ決まった旅行なので仕方ない面もありますが、ANA国内線も1区間入れることにより、マイル単価は4円を超えたので、なんとか満足しています(笑)。
なお、今回はソウルの他に台北、広島にも泊まりましたが、ソウル2泊分の料金は一人につき約1万円になりました。ソウル旅行の部分だけに限ると、食費等を含めても一人の負担は約2万円に収まりました。
無理やり、母の友人たちと同じツアーに参加していると、連休というハイシーズンということもあり、いやでも約7万円も払う必要があったことを考えると、マイル+約2万円の出費と、節約旅行が実現できたので満足しています。
以上、ソウル・台北・広島への特典航空券発券レポートをいたしました。
続いて、成田空港の大韓航空ラウンジのレポートをいたします。 |