「ニューヨークシティ観光」の続きです。ここでは、ユナイテッド航空の搭乗レポートをしたいと思います。
今回ユナイテッドで飛んだルートは、ニューヨーク・ラガーディア⇒シカゴ・オヘア⇒サンノゼ(カリフォルニア州)です。
航空券は直接ユナイテッド航空のホームページから購入し、料金は約120ドルでした。合計5時間以上もかかるフライトを120ドルで飛べてしまうのですから、日本では考えられないことです。
なお、この120ドルのチケットの予約クラスは「L」で、ユナイテッド航空・マイレージプラスに100%加算されました。
ここでは、ニューヨーク⇒シカゴ間のフライトの搭乗レポートをしたいと思います。
ニューヨーク・ラガーディア空港(LGA)を利用
東京にも成田、羽田と2つの空港があるように、ニューヨークにはJFK空港(JFK)、ニューアーク空港(EWR)、ラガーディア空港(LGA)と3つの空港があります。
ラガーティア空港は主にアメリカ国内線に使われているので、東京の羽田空港という感じでしょうか。
この空港はどの航空会社もハブにしていませんが、比較的アメリカン航空とUSエアウェイズのフライトが多いようです。
↑
今回飛んだユナイテッド航空のチェックインカウンターの様子です。全て自動チェックイン機で手続きするようになっていました。
↑
少し見づらいですが、ユナイテッド航空のシカゴ行きは、TAMブラジル航空とコードシェアされていました。
私の勝手な予想ですが、TAMブラジル航空は他にもルフトハンザドイツ航空・マイルズ&モアとも提携しているので、そのうちスターアライアンスに加盟すると予想しています。
アメリカならではの航空会社
空港内をぶらぶらしていると、アメリカならではの航空会社があったので、ここでは今まで紹介したことのない航空会社を紹介したいと思います。
↑
まずはこの航空会社です。「見たことない」という方も多いかもしれません。これはミッドウエスト航空という航空会社で、カンザスシティとミルウォーキーをハブとしています。
ミッドウエスト航空のルートマップを見ればわかるように、コンチネンタル航空などのメジャーキャリアと比べると、ネットワークはかなり小さいのがわかります。日本でいうスカイマークエアラインのような感じでしょうか。
なお、このミッドウエスト航空ですが、実はノースウエスト航空(NW)・ワールドパークスとマイレージ提携をしています。なので、NW・ワールドパークス会員はこの航空会社でマイルの獲得、使用ができることになります。
ちなみに、私はミッドウエストの料金も調べてみましたが、ラガーディア⇒サンフランシスコの片道は約250ドルもしました。何とユナイテッド航空の2倍の値段です。なので、私のような料金重視派の人には向いていないかもしれません。
ただし、アメリカ国内線の特典航空券を利用する時には選択肢が増えることになります。
例えば、行きたいところへの特典がノースウエスト航空、デルタ航空、コンチネンタル航空の全てで一杯だとしても、ミッドウエスト航空の特典枠に空きがあるかもしれません。
このような可能性があるからこそ、提携航空会社の存在はとても大事になります。NW・ワールドパークスの会員の方は、「アメリカ国内の特典=ミッドウエストを忘れずに」と覚えておいてください。
↑
次の航空会社です。実は、この航空会社、私が今まで一番紹介したかった航空会社なんです。この航空会社はジェットブルー航空というエアラインです。
サンフランシスコ空港のレポートで触れましたが、実は、私のハンドル名であるデイビッドは、このジェットブルー航空の会長(デイビッド・ニールマン)からとったものです。
このジェットブルー航空はニューヨークのJFK空港をハブとしているので、私はラガーディアには乗り入れていないと思っていたのですが、現在は乗り入れているようです。
ちなみに、ジェットブルー航空はローコストキャリアですが、路線網はかなり豊富です。ジェットブルー航空のルートマップを見てみると、ほとんどのメジャーな都市に飛んでいるのがわかります。
ちなみに、ジェットブルー航空でもニューヨークからサンノゼまでノンストップで飛ぶこともできたのですが、料金は150ドルとユナイテッドより高めでした。
久しぶりにジェットブルーにも乗ってみたかったのですが、やはりマイラーとしてはマイレージを忘れることができず、とても難しい決断でした(笑)。
↑
制限エリアに入りました。これはアメリカン航空のゲートです。アメリカン航空の便数が多いのでしょうか、アメリカン航空のロゴが付いたゲートはたくさんありました。
なお、月曜の昼ということもあり、ビジネスマン風の乗客がほとんどでした。
↑
今回乗ったユナイテッド航空の飛行機です。機種はエアバス320という小さい飛行機でした。
なお、私が乗ったシカゴ行きですが、使用機材の到着遅れという理由で、出発時間が約1時間半も遅れました。
ちなみに、昔UA・マイレージプラスが遅延便でボーナスマイルというキャンペーンをしていたのを思い出しましたが、今はそんなキャンペーンは行われてないので残念な気持ちで一杯になってしまいました。
↑
機内の様子です。座席の配列は3−3でした。搭乗率は80〜90%くらいでした。
↑
エコノミーにパーソナルモニターはありませんでした。代わりに、真ん中の席だけには、電話が付いていました。
↑
ドリンクはオレンジジュースを頼みました。機内食はデルタ航空と同じで有料になっています。
本来は有料でも頼んで、みなさんにレポートするのが私の役目なのですが、そこまで頭が働きませんでした。お許しください。次回は有料でも頼みたいと思います。
↑
オレンジジュースと一緒に渡されたナプキンです。このように、10万マイルプレゼントという内容のナプキンでした。
キャンペーンの内容ですが、フライト日から3日以内にフライトのアンケートに答えれば抽選で10万マイルもらえる、というものでした。
なので、もちろん私はサンノゼに着いた次の日にアンケートを答えましたが、10万マイルは当たらなかったようです・・・(泣)。
ちなみに、10万マイル当たったら、75,000マイルを使い、ニュージーランド航空のビジネスクラスでオークランドまで行きたいと思っていました。
こんな経験はじめて
シカゴの到着ですが、空港付近が混雑しているという理由で、約30分間も旋回していました。
出発自体が1時間半も遅れているので、実際の到着は予定より約2時間も送れたことになります。
すると、面白いことが突然起こりました。まずは写真を見てください。
↑
たくさんの乗客が手をあげています。
乗務員が「オレンジジュース欲しい人?」とアナウンスして、みんなが「はーい、欲しいでーす」と手をあげている・・・・・わけではありません(笑)。
実はこれ、パイロットがこうアナウンスしたんです。
「到着が遅れて申し訳ございません。シカゴでの乗り継ぎ時間が短い乗客がいると思うので、その方たちを優先的に通してあげてください。乗り継ぎ便がある人は手をあげてください」
というアナウンスだったのです。さすがユナイテッド最大のハブであるシカゴだけあって、ほとんどの乗客が手をあげていました。
ちなみに、私の乗り継ぎ時間は約3時間半あったので、2時間遅れてもまだ1時間半の余裕がありました。なお、もともとの乗り継ぎ時間が1時間しかなかったら、完全に乗り遅れてたことになります。
ユナイテッドのホームページでチケットを買うときですが、一番乗り継ぎが短い旅程だと約1時間だったのを覚えています。
購入ページでは1時間と短い乗り継ぎ時間で表示されることもありますが、シカゴのような大きいハブ経由で飛ぶ時は、最低でも乗り継ぎには2時間程とったほうがいいようです。
パイロットがこのようなアナウンスをしたのは、今回がはじめてだったので、かなり感動してしまいました。
乗り継ぎ客を優先してあげる。これは、ハブ空港で乗り継ぐという旅行スタイルが当たり前であるアメリカだからこそ、聞くことができたアナウンスだったと思います。
なお、羽田に着く便で「乗り継ぎ客を優先に通してあげてください」とアナウンスしても、おそらく「えー、羽田で乗り継ぐ人もいるんだー」と思う人がほとんどではないでしょうか。
ユナイテッド航空の感想
アメリカ系で一番乗っているのは実はユナイテッド航空で、国際線、国内線ともに数回乗ったことがあります。
面白いことに、ユナイテッド航空では特別嫌な経験はしたことがありません。同時に、特別に良かった経験もしたことがありません。
ノースウエスト航空やデルタ航空だと嫌な経験があるので、それに比べたらユナイテッド航空はましなのかもしれません。
客室乗務員ですが、接客中も笑顔はほとんどなく、最低限の仕事をしている感じだったので、まるでロボットが動いているようでした。ただし、失礼な言動もなかったので、それだけましだと思います。
逆に、今回のパイロットの対応はとてもよかったと思います(もちろんアナウンス上での対応になりますが)。
遅延の情報、フライトの最新情報など、パイロットが話す機会は数回ありますが、どの説明も丁寧にはきはきと話していました。
また、上で触れたように、乗り継ぎ客を配慮した親切なアナウンスもするなど、パイロットの誠実さが伝わってきました。
おそらく、ユナイテッド航空の全ての遅れた便のパイロットが同じアナウンスをするとは思えないので、今回のパイロットに当たった私はラッキーだったと思います。
以上、ユナイテッド航空の搭乗レポートでした。次回は、乗り継ぎ地であるシカゴ・オヘア空港のレポートをしたいと思います。 |