2011年のゴールデンウィークに、特典航空券でバンコクへ行ってきたばかりですが、またまた同じバンコクへ、2011年6月に特典旅行で行ってきました。
特典航空券の詳細
まず、今回の旅行で使用した特典航空券の詳細は以下の通りです。
●マイルを使ったマイレージプログラム
ユナイテッド航空・マイレージプラス
●使ったマイル数
30,000マイル
(ファーストクラス片道で20,000マイル
エコノミークラス片道で10,000マイル)
●旅程・航空会社・座席クラス
1.成田→バンコク
(ユナイテッド航空・ファーストクラス)
2.バンコク→成田
(ユナイテッド航空・エコノミークラス)
ファーストクラス特典のマイル数が2倍に
またバンコクに行った理由ですが、それは「ファーストクラスに特典航空券で乗りたかったから」です。具体的には、「少なめのマイル数でファーストクラスに乗りたかったから」になります。
2011年6月、ユナイテッド航空・マイレージプラスでは特典航空券の必要マイル数が変更されました。
ANA国内線など必要マイル数が引き下げられた区間もある中、ユナイテッド航空のアジア路線など必要マイル数が引き上げられた区間もありました。
ユナイテッド航空・マイレージプラスの人気の理由の1つに、「ユナイテッド航空のアジア内路線の特典マイル数が少なめ」ということがあったと思います。
バンコクやシンガポールなどに限定はされますが、エコノミー往復が2万マイル、ビジネス往復が3万マイル、ファースト往復が4万マイルと、特にビジネスの3万マイル、ファーストの4万マイルが注目されていました。
しかし、6月の必要マイル数変更後、ビジネス往復が6万マイル、ファースト往復が8万マイルと、一気に2倍に引き上げられてしまいました。
おそらく他のUA/マイレージプラス会員の方も感じられたかもしれませんが、「いよいよマイレージプラスの醍醐味の1つが無くなるのか」と少し悲しい気持ちでいました。
ANAのファーストクラスラウンジにも入れる
実は、ぜひユナイテッド航空のファースト特典を利用したいもう1つの理由がありました。
それは、ユナイテッド航空のファーストクラス客は、ユナイテッド航空のファーストクラスラウンジのほか、ANAのファーストクラスラウンジにも入れるということです。
ということは、バンコク行きファースト特典を片道だけ2万マイルで発券しても、成田のANAファーストクラスラウンジに入れることになります。2万マイルだけでANAのファーストクラスラウンジに入れるマイレージプログラムはなかなかないと思います。
私だと場違いにはなりますが、できればANAファーストクラスラウンジに入りたいと思っていました。
出発の約2週間前に予約
マイル数引き上げのニュースから、私は頻繁に「アジア内のファースト往復が4万マイルなんてもうないだろうな〜」と考えていました。
当時UA/マイレージプラスの残高は4万マイル以上あったのですが、繁忙期は満席で、エコノミークラス特典すら、セーバー特典(往復で2万マイル)の枠もありませんでした。
そんな中、ふとマイル数引き上げの約2週間前に、特典の空席枠を見てみると、何と6月のある週末にファーストクラス特典の空きがありました。
↑
ユナイテッド航空の英語サイトから見た空席枠です。このように、1週間後の1日だけ、ファーストクラス特典に空きがありました。
運良く成田発が週末と、短い週末旅行として行くことができたので、すぐに予約することにしました。
なお、このことを母に伝えると、「母親にファーストクラスを体験させてあげないなんて親不孝者!」と気分を悪くしてしまいました(笑)。
母もUA/マイレージプラスのマイルが4万マイル以上あったのですが、帰りのバンコク→成田は(セーバー特典)のファースト特典が空いていなかったので、帰りはエコノミーにしました。ということで、急きょ母の同行が決まってしまいました。
↑
やはりエコノミークラスになると空きが多いのか、私がチェックした1週間では毎日セーバー特典(片道1万マイル)が空いていました。
ネットで発券。燃油サーチャージ無料は助かる
発券ですが、私の4万マイルを使って、行きのファーストクラス片道特典を2人分、母の2万マイルを使って、帰りのエコノミークラス片道特典を2人分、それぞれ別に発券しました。
別々に発券すると、行きの特典を予約している間に、帰りの特典枠が無くなるリスクもゼロではなかったのですが、母の2万マイルを私に移行するための手数料を払いたくなかったので、別々に発券することにしました。
デルタ航空・スカイマイルのように移行で100%ボーナスキャンペーンなんてやっていたら、故意に移行していたかもしれませんが・・・。
↑
行きのファーストクラス特典の予約画面です。
↑
帰りのエコノミークラス特典の予約画面です。
UA/マイレージプラスでは、基本的に特典の燃油サーチャージが免除されるので、手数料の負担は税金等だけで1人約55ドルだけで済みました。
ネットで予約完了後、Eメールがすぐに送られてきました。
今回のマイル単価は?
続いて、今回の特典航空券のマイル単価を見てみます。
今回は行きがファーストクラス、帰りがエコノミークラスとクラスが異なるので、それぞれのクラスの往復航空券料金を半分にして計算してみました。
料金は、ユナイテッド航空の公式サイトから予約した場合になります。
1.成田→バンコク
(ユナイテッド航空・ファーストクラス)
成田〜バンコク間のユナイテッド航空ファーストクラス往復が、燃油込で約74万円だったので、ここでは片道約37万円とします。実際それほどの価値があるかどうかは別としますが(笑)。
2.バンコク→成田
(ユナイテッド航空・エコノミークラス)
成田〜バンコク間のユナイテッド航空エコノミークラス往復が、燃油込で44,000円だったので、ここでは片道22,000円とします。
約37万円+約22,000円と、合計392,000円となり、今回の3万マイルの価値は、約392,000円ということになります。
392,000円 ÷ 30,000 = 13.06
と、マイル単価は約13円になりました。
今まで発券した特典航空券の中で、最も高い単価になりました。初めての単価10円超えです(笑)。
素直に喜びたいところですが、どうしてもファーストクラス往復料金の74万円がひっかかってしまいます。どう考えても高すぎる設定です。
エコノミークラスとビジネスクラスなら、格安航空券があるのである程度安くなりますが、ファーストクラスはほとんど格安航空券が出回っていないので、どうしても公式サイトから購入する正規運賃になる傾向があります。
格安航空券を扱っている旅行会社でも、ファーストクラスとなると正規運賃しか扱っていない場合が多いので、今回も一応高い正規運賃をもとに単価を計算してみました。
以上、バンコクへの特典航空券の予約レポートいたしました。次は、成田空港・ANAファーストクラスラウンジのレポートをいたします。
注目情報:
エコノミークラス利用でも、マイレージ上級会員でなくても、成田空港のユナイテッド航空ラウンジに入れる裏技 |