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スカイチーム:
徹底ガイド

※ このページでは、アライアンス(航空連合)のスカイチーム(SkyTeam)について解説しています。




目次 (このページの内容)



スカイチームには、20の航空会社が加盟


2024年1月現在、スカイチームは世界中の19の航空会社で構成されています。

20社のうち、12の航空会社が日本に就航しています。

スカイチームを代表する航空会社は、アメリカ地区からはデルタ航空、ヨーロッパ地区からはエールフランス航空、アジア地区からは大韓航空になります。

各エリアごとの、スカイチーム加盟航空会社は以下の通りです。


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日系エアライン(0社)


↓日系エアライン
なし


現在、スカイチームには、日系エアラインは加盟していません。

ANAはスターアライアンスに、JALはワンワールドに加盟しています。スカイマークは、どのアライアンスにも加盟していません。


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アジア系エアライン(6社)


↓アジア系エアライン
チャイナエアライン(中華航空)
 (2011年09月28日に加盟)
中国東方航空
 (傘下の上海航空を含む)
 (2011年06月21日に加盟)
ガルーダインドネシア航空
 (2014年03月05日に加盟)
大韓航空
 (スカイチーム創立時から加盟)
ベトナム航空
 (2010年06月10日に加盟)
廈門航空(アモイ航空)
 (2012年11月21日に加盟)

印は、日本に就航している航空会社


お隣り韓国からは大韓航空、台湾からはチャイナエアライン、中国からは中国東方航空、アモイ航空、東南アジアからはベトナム航空・ガルーダインドネシア航空と、アジア内ではバランスよく航空会社が配置されています。

注意:
2019年1月1日、中国南方航空がスカイチームから脱退


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アメリカ系エアライン(3社)


↓アメリカ系エアライン
アエロメヒコ航空
 (スカイチーム創立時から加盟)
デルタ航空
 (スカイチーム創立時から加盟)
アルゼンチン航空
 (2012年08月29日に加盟)

印は、日本に就航している航空会社


上記3社のうち、日本にはデルタ航空とアエロメヒコ航空が乗り入れています。


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ヨーロッパ系エアライン(8社)


↓ヨーロッパ系エアライン
アエロフロートロシア航空
 (2006年04月14日に加盟)
エアヨーロッパ
 (2007年09月04日に加盟)
エールフランス航空
 (スカイチーム創立時から加盟)
ITAエアウェイズ
(旧アリタリア航空)

 (2001年07月27日に加盟)
チェコ航空
 (2001年03月25日に加盟)
KLMオランダ航空
 (2004年09月13日に加盟)
タロム航空
 (2010年06月25日に加盟)
ヴァージンアトランティック航空
 (2023年03月02日に加盟)

印は、日本に就航している航空会社


ヨーロッパ系は8社のうち、エールフランス航空、KLMオランダ航空、アエロフロートロシア航空、ITAエアウェイズの4社が日本に乗り入れています。

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オセアニア系エアライン(0社)


↓オセアニア系エアライン
なし


現在スカイチームには、オセアニア系航空会社は加盟していません。オーストラリアのカンタス航空はワンワールドに、ニュージーランド航空はスターアライアンスに加盟しています。

ちなみに、オーストラリア第2位のヴァージンオーストラリア航空は、どのアライアンスにも加盟していませんが、ユナイテッド航空など多数の航空会社とマイレージ提携をしています


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中東/アフリカ系エアライン(3社)


↓中東/アフリカ系エアライン
ケニヤ航空
 (2007年09月01日に加盟)
ミドルイースト航空(中東航空)
 (2012年06月28日に加盟)
サウディア(サウジアラビア航空)
 (2012年05月29日に加盟)

印は、日本に就航している航空会社


現在、スカイチーム加盟の上記アフリカ/中東系エアラインで、日本に就航している航空会社はありません。

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これからスカイチームに加盟する可能性がある航空会社


既にスカイチームに加盟している一部航空会社と提携している、最近関係を強めている等の理由で、アライアンスに加盟するなら、スカイチームである可能性が高い航空会社は、以下の通りです(あくまでも可能性です)。

●ほぼ確定●
スカンジナビア航空
スカイチーム加盟のエールフランス/KLMグループに買収され、2024年〜2025年にスターアライアンスからスカイチームに移籍予定

●可能性あり●
ウェストジェット航空
 (カナダ)
・ウズベキスタン航空
 (ウズベキスタン)

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過去にスカイチームから脱退した航空会社


中国南方航空
 (2018年に脱退)
・ノースウエスト航空
 (2010年に脱退)
・コンチネンタル航空
 (2009年に脱退)
コパ航空
 (2009年に脱退)

2009年、当時のコンチネンタル航空は、当時提携を強化していたユナイテッド航空が加盟する、スターアライアンスに移動しました。


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ラウンジ一覧


スカイチームの上級会員(エリートプラス会員)、ビジネスクラス以上に乗客は、スカイチーム加盟各社のラウンジに入れます。

航空会社別のラウンジ一覧は、以下の通りです(日本就航の航空会社のみ抜粋)。

デルタ航空
アエロメヒコ航空
チャイナエアライン
中国東方航空
上海航空
ガルーダインドネシア航空
大韓航空
ベトナム航空
厦門航空
アエロフロートロシア航空
エールフランス航空
アリタリア航空
KLMオランダ航空


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上級会員制度


スカイチーム自体が、上級会員制度を用意しているわけではありません。

スカイチームに加盟している航空会社のうち、どこか1社の上級会員になることにより、自動でスカイチームの上級会員資格も与えられます。

航空会社別(マイレージプログラム別)の上級会員制度は、以下のリンク先をご覧ください。

デルタ航空・スカイマイル
ガルーダインドネシア航空・ガルーダマイルズ
大韓航空・スカイパス
ベトナム航空・ロータスマイル
アエロフロートロシア航空・アエロフロートボーナス
エールフランス航空・フライングブルー
アリタリア航空・ミッレミリア


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メリット1:
安めの航空会社が目立つ


スターアライアンスワンワールドに比べると、スカイチームでは一般的に「料金が安めの航空会社」が目立ちます。

チャイナエアライン、中国東方航空、ベトナム航空、アエロフロートロシア航空など、
格安航空券や格安パッケージツアーで、よく利用される航空会社が加盟しています

リーズナブルに利用できる航空会社が多いので、スカイチームは
「格安旅行者にピッタリのアライアンス」と言っても過言ではありません。


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メリット2:
ハワイへ安い2社が加盟


成田出発に限定されますが、成田〜ホノルル線には、チャイナエアライン、大韓航空と、スカイチーム加盟の2社が乗り入れています。

特徴として、
この2社は、日系のANAやJAL、ハワイアン航空と比べると安くなる傾向があるので、ハワイ旅行で料金重視の方にはメリットになります


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メリット3:
地方からの乗り継ぎが便利な、大韓航空が加盟


スカイチームのデメリットの1つに、日本の航空会社が加盟していない点がありますが、それを少し補ってくれるメリットとして、大韓航空が加盟していることがあります。

日本では10都市以上に就航しているので、
地方から海外へ行く時、行き先によっては、羽田経由より便利なケースもたくさんあります

例えば、九州や中国地方から東南アジアへ飛ぶ場合、遠回りの東京乗り継ぎよりも、大韓航空のソウル乗り継ぎのほうが、時間が短縮される傾向があります。

ソウルの仁川空港は乗り継ぎ客のために、効率よく設計されているので、同じターミナル内で乗り継ぎが完了するので楽です。


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メリット4:
中国に強い


スカイチームには、中国本土から中国南方航空、中国東方航空、厦門航空の3社が加盟しています。2018年12月末をもって、中国南方航空はスカイチームから脱退しました。

中国南方航空は脱退してしまいましたが、中国東方航空は路線網が豊富です。

日本からの路線だと、中国東方航空は上海というイメージが強いですが、
日本からの直行便の就航先には、他にも北京、青島、南京などがあります

また、ANAとJALだと、日本から直行便で行けるのは主要都市だけになりますが、
中国東方航空なら、上海や大連で乗り継ぐことにより、多くの地方都市へ行くことも可能です


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デメリット1:
日系エアラインの加盟なし


ANAはスターアライアンスに、JALはワンワールドに加盟しているため、現在スカイチームに加盟している日系エアラインはありません。

その結果、以下2つのデメリットが自然に発生してしまいます。

1つ目のデメリットは、
「日系の航空会社で海外に行けないこと」です。「やっぱり安心できる日系エアラインがいい」という方は、スカイチームは不向きになります。

2つ目のデメリットは、
「日本国内線でマイルを貯めること・使うことができないこと」です。

スターアライアンスならANA、ワンワールドならJALで、マイルを貯めたり特典航空券に交換したりできますが、スカイチームには日系エアラインがないため、同じようにマイルを使うことができません。

ただし、
例外的に、スカイチームのマイレージでも、日本国内線でマイルを貯めたり、使えたりするケースがあります

1つ目の例外は、デルタ航空・スカイマイルです。

デルタ航空・スカイマイルは、ANA、JALのほか、ジェットスター航空やピーチ、バニラエアなどのLCCでもマイルを貯められる「ニッポン500マイルキャンペーン」を実施しています。

1区間につき500マイルが一律に加算される、お得なキャンペーンになっています。
LCCでも全ての航空会社が対象になるので、利便性が高いキャンペーンになります


また、デルタ航空のマイルは、スカイマークの特典航空券に交換することもできるので、日本国内でマイルを使うことができます。

2つ目の例外は、エールフランス航空・フライングブルーです。

エールフランス航空のフライングブルーは、
スカイチームでは珍しく、JALと個別にマイレージ提携をしています

エールフランス航空のマイルに限定はされますが、JALでマイルを貯めて、そしてJAL便の特典航空券に交換することが可能です。

例えば、普段はエールフランス航空、大韓航空、デルタ航空などに乗って貯めたエールフランス航空のマイルを、JALの特典航空券に交換することができます。

「普段はスカイチーム加盟の航空会社に乗ることが多いけど、せめてマイルを使う時くらいは、日系エアラインがいい」という方は、エールフランス航空のマイレージがおすすめです。


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デメリット2:
アメリカ方面はデルタ航空1社のみ


デルタ航空とノースウエスト航空が合併して1つになったこと、コンチネンタル航空がスカイチームを抜けたことを理由に、2024年1月現在、アメリカ方面へはデルタ航空1社のみになっています(大韓航空の成田〜ホノルル線・アエロメヒコ航空などはここでは除外)。

1社とはいえ、日本〜アメリカ間では、デルタ航空の路線網は充実しているので、日本からアメリカ各方面へ行くことができます。

なので、「デルタ航空でもOK」という方には問題ありませんが、逆に「デルタ航空は避けたい」という方には、「アメリカへはデルタ航空のみ」なのは少し問題になるかもしれません(大韓航空のソウル経由でアメリカへ飛ぶという手段もあり)。


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デメリット3:
オーストラリアへの直行便がない


ワンワールドはカンタス航空とJALが、スターアライアンスはANAが、日本からオーストラリアへの直行便を飛ばしていますが、スカイチームには、オーストラリアへの直行便を飛ばしている航空会社がありません。

スカイチームだと必然的に、どこかで乗り継いでオーストラリアやニュージーランドへ向かう必要があります。

代表的なルートが、大韓航空のソウル経由、チャイナエアラインの台北経由、ベトナム航空のホーチミン経由などです。

オーストラリアへ出張や旅行で頻繁に行き、直行便を優先される方には、スカイチームは不向きになります。




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