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スカイチーム:
徹底ガイド
※ このページでは、アライアンス(航空連合)のスカイチーム(SkyTeam)について解説しています。
スカイチームには、20の航空会社が加盟
2024年9月現在、スカイチームは世界中の20の航空会社で構成されています。
20社のうち、12の航空会社が日本に就航しています。
スカイチームを代表する航空会社は、アメリカ地区からはデルタ航空、ヨーロッパ地区からはエールフランス航空、アジア地区からは大韓航空になります。
各エリアごとの、スカイチーム加盟航空会社は以下の通りです。
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日系エアライン(0社)
現在、スカイチームには、日系エアラインは加盟していません。
ANAはスターアライアンスに、JALはワンワールドに加盟しています。スカイマークは、どのアライアンスにも加盟していません。
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アジア系エアライン(6社)
お隣り韓国からは大韓航空、台湾からはチャイナエアライン、中国からは中国東方航空、アモイ航空、東南アジアからはベトナム航空、ガルーダインドネシア航空と、アジア内ではバランスよく航空会社が配置されています。
注意:
2019年1月1日、中国南方航空がスカイチームから脱退
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アメリカ系エアライン(3社)
↓アメリカ系エアライン |
●アエロメヒコ航空
(スカイチーム創立時から加盟)
●デルタ航空
(スカイチーム創立時から加盟)
・アルゼンチン航空
(2012年08月29日に加盟)
※●印は、日本に就航している航空会社 |
上記3社のうち、日本にはデルタ航空とアエロメヒコ航空が乗り入れています。
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ヨーロッパ系エアライン(8社)
ヨーロッパ系は8社のうち、エールフランス航空、KLMオランダ航空、ITAエアウェイズ、スカンジナビア航空の4社が日本に乗り入れています。
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オセアニア系エアライン(0社)
現在スカイチームには、オセアニア系航空会社は加盟していません。オーストラリアのカンタス航空はワンワールドに、ニュージーランド航空はスターアライアンスに加盟しています。
ちなみに、オーストラリア第2位のヴァージンオーストラリア航空は、どのアライアンスにも加盟していませんが、ユナイテッド航空など多数の航空会社とマイレージ提携をしています。
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中東/アフリカ系エアライン(3社)
現在、スカイチーム加盟の上記アフリカ/中東系エアラインで、日本に就航している航空会社はありません。
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これからスカイチームに加盟する可能性がある航空会社
既にスカイチームに加盟している一部航空会社と提携している、最近関係を強めている等の理由で、アライアンスに加盟するなら、スカイチームである可能性が高い航空会社は、以下の通りです(あくまでも可能性です)。
●可能性あり●
・ウェストジェット航空
(カナダ)
・ウズベキスタン航空
(ウズベキスタン)
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過去にスカイチームから脱退した航空会社
・中国南方航空
(2018年に脱退)
・ノースウエスト航空
(2010年に脱退)
・コンチネンタル航空
(2009年に脱退)
・コパ航空
(2009年に脱退)
2009年、当時のコンチネンタル航空は、当時提携を強化していたユナイテッド航空が加盟する、スターアライアンスに移動しました。
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ラウンジ一覧
スカイチームの上級会員(エリートプラス会員)、ビジネスクラス以上に乗客は、スカイチーム加盟各社のラウンジに入れます。
航空会社別のラウンジ一覧は、以下の通りです(日本就航の航空会社のみ抜粋)。
・デルタ航空
・アエロメヒコ航空
・チャイナエアライン
・中国東方航空
・上海航空
・ガルーダインドネシア航空
・大韓航空
・ベトナム航空
・厦門航空
・アエロフロートロシア航空
・エールフランス航空
・アリタリア航空
・KLMオランダ航空
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上級会員制度
スカイチーム自体が、上級会員制度を用意しているわけではありません。
スカイチームに加盟している航空会社のうち、どこか1社の上級会員になることにより、自動でスカイチームの上級会員資格も与えられます。
航空会社別(マイレージプログラム別)の上級会員制度は、以下のリンク先をご覧ください。
・デルタ航空・スカイマイル
・ガルーダインドネシア航空・ガルーダマイルズ
・大韓航空・スカイパス
・ベトナム航空・ロータスマイル
・アエロフロートロシア航空・アエロフロートボーナス
・エールフランス航空・フライングブルー
・アリタリア航空・ミッレミリア
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メリット1:
安めの航空会社が目立つ
スターアライアンスやワンワールドに比べると、スカイチームでは一般的に「料金が安めの航空会社」が目立ちます。
チャイナエアライン、中国東方航空、ベトナム航空、アエロフロートロシア航空など、格安航空券や格安パッケージツアーで、よく利用される航空会社が加盟しています。
リーズナブルに利用できる航空会社が多いので、スカイチームは「格安旅行者にピッタリのアライアンス」と言っても過言ではありません。
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メリット2:
ハワイへ安い2社が加盟
成田出発に限定されますが、成田〜ホノルル線には、チャイナエアライン、大韓航空と、スカイチーム加盟の2社が乗り入れています。
特徴として、この2社は、日系のANAやJAL、ハワイアン航空と比べると安くなる傾向があるので、ハワイ旅行で料金重視の方にはメリットになります。
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メリット3:
地方からの乗り継ぎが便利な、大韓航空が加盟
スカイチームのデメリットの1つに、日本の航空会社が加盟していない点がありますが、それを少し補ってくれるメリットとして、大韓航空が加盟していることがあります。
日本では10都市以上に就航しているので、地方から海外へ行く時、行き先によっては、羽田経由より便利なケースもたくさんあります。
例えば、九州や中国地方から東南アジアへ飛ぶ場合、遠回りの東京乗り継ぎよりも、大韓航空のソウル乗り継ぎのほうが、時間が短縮される傾向があります。
ソウルの仁川空港は乗り継ぎ客のために、効率よく設計されているので、同じターミナル内で乗り継ぎが完了するので楽です。
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メリット4:
中国に強い
スカイチームには、中国本土から中国南方航空、中国東方航空、厦門航空の3社が加盟しています。2018年12月末をもって、中国南方航空はスカイチームから脱退しました。
中国南方航空は脱退してしまいましたが、中国東方航空は路線網が豊富です。
日本からの路線だと、中国東方航空は上海というイメージが強いですが、日本からの直行便の就航先には、他にも北京、青島、南京などがあります。
また、ANAとJALだと、日本から直行便で行けるのは主要都市だけになりますが、中国東方航空なら、上海や大連で乗り継ぐことにより、多くの地方都市へ行くことも可能です。
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デメリット1:
日系エアラインの加盟なし
ANAはスターアライアンスに、JALはワンワールドに加盟しているため、現在スカイチームに加盟している日系エアラインはありません。
その結果、以下2つのデメリットが自然に発生してしまいます。
1つ目のデメリットは、「日系の航空会社で海外に行けないこと」です。「やっぱり安心できる日系エアラインがいい」という方は、スカイチームは不向きになります。
2つ目のデメリットは、「日本国内線でマイルを貯めること・使うことができないこと」です。
スターアライアンスならANA、ワンワールドならJALで、マイルを貯めたり特典航空券に交換したりできますが、スカイチームには日系エアラインがないため、同じようにマイルを使うことができません。
ただし、例外的に、スカイチームのマイレージでも、日本国内線でマイルを貯めたり、使えたりするケースがあります。
1つ目の例外は、デルタ航空・スカイマイルです。
デルタ航空・スカイマイルは、ANA、JALのほか、ジェットスター航空やピーチ、バニラエアなどのLCCでもマイルを貯められる「ニッポン500マイルキャンペーン」を実施しています。
1区間につき500マイルが一律に加算される、お得なキャンペーンになっています。LCCでも全ての航空会社が対象になるので、利便性が高いキャンペーンになります。
また、デルタ航空のマイルは、スカイマークの特典航空券に交換することもできるので、日本国内でマイルを使うことができます。
2つ目の例外は、エールフランス航空・フライングブルーです。
エールフランス航空のフライングブルーは、スカイチームでは珍しく、JALと個別にマイレージ提携をしています。
エールフランス航空のマイルに限定はされますが、JALでマイルを貯めて、そしてJAL便の特典航空券に交換することが可能です。
例えば、普段はエールフランス航空、大韓航空、デルタ航空などに乗って貯めたエールフランス航空のマイルを、JALの特典航空券に交換することができます。
「普段はスカイチーム加盟の航空会社に乗ることが多いけど、せめてマイルを使う時くらいは、日系エアラインがいい」という方は、エールフランス航空のマイレージがおすすめです。
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デメリット2:
アメリカ方面はデルタ航空1社のみ
デルタ航空とノースウエスト航空が合併して1つになったこと、コンチネンタル航空がスカイチームを抜けたことを理由に、2024年1月現在、アメリカ方面へはデルタ航空1社のみになっています(大韓航空の成田〜ホノルル線・アエロメヒコ航空などはここでは除外)。
1社とはいえ、日本〜アメリカ間では、デルタ航空の路線網は充実しているので、日本からアメリカ各方面へ行くことができます。
なので、「デルタ航空でもOK」という方には問題ありませんが、逆に「デルタ航空は避けたい」という方には、「アメリカへはデルタ航空のみ」なのは少し問題になるかもしれません(大韓航空のソウル経由でアメリカへ飛ぶという手段もあり)。
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デメリット3:
オーストラリアへの直行便がない
ワンワールドはカンタス航空とJALが、スターアライアンスはANAが、日本からオーストラリアへの直行便を飛ばしていますが、スカイチームには、オーストラリアへの直行便を飛ばしている航空会社がありません。
スカイチームだと必然的に、どこかで乗り継いでオーストラリアやニュージーランドへ向かう必要があります。
代表的なルートが、大韓航空のソウル経由、チャイナエアラインの台北経由、ベトナム航空のホーチミン経由などです。
オーストラリアへ出張や旅行で頻繁に行き、直行便を優先される方には、スカイチームは不向きになります。
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